あいちトリエンナーレ2013 イベントレポート

オープンアーキテクチャー14【2013年10月13日(日)実施】
bird house

2013/10/27 12:41オープンアーキテクチャー

 秋晴れの10月13日、オープンアーキテクチャー最終回は「愛知の現代住宅シリーズvol.5」、名古屋市内にある個人邸のbird houseを見学しました。ガイドは、あいちトリエンナーレ出品作家でもある建築家の宮本佳明さんです。
 丘陵地の豊かな緑のなかにあるbird houseは、30度もの急斜面をできるだけそのままに、つづら折りのスロープを架け、折り返し地点に最小限の面積で住宅が着地して建っているという外観です。傾斜地では一般的に、コンクリートの大きな擁壁を建てて、ひな壇状に土地を均すというやり方で建物が建ちますが、この姿はそれと一見して異なるので、誰しも驚きを隠せません。
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オープンアーキテクチャー13【2013年10月12日(土)実施】
透明な地形

2013/10/25 14:47オープンアーキテクチャー

 強風ながら青空に恵まれた10月12日に実施されたのは、オープンアーキテクチャー第13弾、建築家・南川祐輝さん設計の「透明な地形」です。名古屋鉄道本線・東岡崎駅から線路沿いを緩やかに登ること15分。建物にぽっかり穴の空いた白い建物が見えてきました。線路の向こう側の景色を四角く切り取る外部テラスと、くの字に折れ曲がった外観が特徴の個人邸です。
 建物前では、本日のガイド、南川さんと住まい手の近藤さん家族が迎えてくださいました。前庭で風に揺れるハーブの香りが漂うなか、4つの筒が突き抜けた建物全体の構成を聞いた後、土間玄関から中に入りました。
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オープンアーキテクチャー12【2013年10月5日(土)実施】
コルゲートハウス

2013/10/24 12:56オープンアーキテクチャー

 10月5日開催のオープンアーキテクチャーでは、完全自給自足の合理的な生活をするために、考えに考え抜かれた結果生まれた「コルゲートハウス」を訪ねました。コルゲートとは、薄鋼板製の土木用パイプで表面が波形になったものを言います。

 受付を済ませた20人ほどが列になって、期待感と緊張感でそわそわしながら林の中を行くと、突如それは現れました。蜂の巣のような六角形が並んだ楕円形のドラム缶がゴロンと横たわっている、迫力の佇まいです。その姿に、思わず「わぁ...!」と声をもらす方もいらっしゃいました。
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オープンアーキテクチャー11【2013年9月27日(金)、9月28日(土)実施】
名古屋陶磁器会館

2013/10/21 15:38オープンアーキテクチャー

 名古屋を走る大通りの一つ、国道19号線から脇へ入った所に、名古屋陶磁器会館は建っています。昭和7年に陶磁器貿易組合の事務所として建設されました。当時に比べると辺りは一変し、まるで時代の忘れ物のように佇む姿は、多くの歴史や出来事、人々の思いが集積されています。
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オープンアーキテクチャー10【2013年9月15日(日)実施】
都市に開いていく家

2013/10/19 13:46オープンアーキテクチャー

 台風18号が迫る9月15日、「透明なハコを潜り抜けると... 空中回廊が廻る秘密基地の家」と題して、岡崎拠点の建築家ユニットstudio velocity設計による現代住宅「都市に開いていく家」のオープンアーキテクチャーを実施しました。
 今春引き渡されたばかりの真新しいこの住宅の特徴は、何と言っても、空中回廊のある中庭。雲行きは怪しいながらも天気予報は外れて幸い、各回20名参加の全三回とも、雨に降られることなく空間体験を堪能することができました。

 最寄駅集合後、現地へ向かう一行に「こんにちは〜。いらっしゃいませ〜。」と駆け寄ったのは、この日を心待ちにしてくれていた小学一年生の娘さん。笑顔の一撃からスタートし、終始リラックスモードの会になりました。
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