夏休み中には、参加アーティストによるもの、公募企画によって選ばれたもの、トリエンナーレスタッフが行うものなど、2日おきにメニューを替え、バラエティーに富んだワークショップが展開されました。
高校生を対象に、作品の解釈と鑑賞、さらにはそれを人に伝えることを2日間のワークショップを通じて行いました。1日目は納屋橋会場、2日目は愛知芸術文化センターの展示作品を鑑賞し、自分の視点、キーワードでいくつかの作品を関連させ、全員の前で発表しました。それぞれの視点と興味が生かされた、意義ある共有の場となりました。
8月26日
「はかってジャスト!」トリエンナーレスタッフ
自分の体重は、他のものにたとえると、何になる?ねこ3匹+ウサギ2匹+カエル1匹・・・まずは自分の「巻物」に絵を描いて、「キロ」という方法を使わずに重さを表現しました。次に小さな自分を粘土でつくって、ぴったりの重さに釣り合うようにいろいろな物をオリジナルの天秤にかけていきました。
「見かけより意外と重い!」など、見た印象と違う「重さ」を子どもたちは感じていました。
8月27、28日
「WA 2013」日笠 保
キッズトリエンナーレ会場に敷き詰められたたくさんの「WA」。それは、150キロを超えるさまざまな色の輪ゴム!雨のように降らせたり、埋まってみたり、体いっぱいで「WA」と遊びました。
輪ゴムを使った昔ながらの遊びも登場し、会場は大盛況でした。終了後も、「WAをつなぐ」ため、キッズトリエンナーレに来場された方に輪ゴムを少しずつ持ち帰っていただきました。
(現在は輪ゴム配布は終了しています)
8月29、30日
「積んで作ろう☆紙コップランド」758でまえワークショッパーズ
名古屋市立大学、名古屋工業大学、名古屋大学などの学生が中心となって活動しているのが「758でまえワークショッパーズ」です。
「つなぎ」を着たメンバーが持ち込んだのは、1万個を超える紙コップ。集中して積み上げて、ビルなどの街をつくり、手が届かないほどの高さになったら、みんなでカウントダウン!歓声とともに、紙コップを抜いてできあがった街を一斉に崩します。楽しいだけじゃなく、構造についても学びを深められる大人気のワークショップでした。
8月31日、9月1日
「みっける!町のあそびの天才!みっけるキッズフェス!!」30秒に1回みっける写真道場!!
参加者は2人チームになって、自分の町をデジタルカメラで1000枚(!)撮影。その写真を一枚につき約0.2秒で連続再生し、約3分の映像を作るワークショップ。2日目には「みっけるキッズフェス!」と称して映像を発表し、大賞作品を決定しました。参加者が住むそれぞれの町への視点が盛り込まれ、どれも見応えのある作品ばかりでした。
子どもたちの撮影に対する根気強さにも驚かされたワークショップでした。