あいちトリエンナーレ2013 イベントレポート

あいちトリエンナーレ2013 PRビデオを制作中!

2012/06/29 11:26ニュース

現在、あいちトリエンナーレ2013PRビデオの制作を行っています。

6月27日(水)は、監督のコメント部分を撮影。

撮影風景を紹介します!

 

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スーツに身を包んだ五十嵐芸術監督。

 

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マイクを胸元につけリハーサル軽くリハーサルを行い一気に収録へ。

インタビュアーの質問に対して、

限られた秒数で見事にコメントをまとめあげる監督。

撮影は1テイクで終了しました。

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今後MCの収録、編集を経て完成は7月下旬頃。

完成次第、皆さんにお伝えいたします!

どんなPRビデオに仕上がるのか?おたのしみに!

トリエンナーレスクール レポート「作品との対話について」

2012/06/19 17:25

526日(土)に、愛知芸術文化センターにて、
森美術館アシスタントエデュケーターの白木栄世さんをゲストにお迎えし
「作品との対話について」をテーマとして、

美術館におけるエデュケーション(教育普及)について、

実例を挙げながらお話いただきました。

 

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白木さんのお話に先立ち、

進行役の住友文彦さん(あいちトリエンナーレ2013キュレーター)から

キュレーターチームがふだんどのようなことを考えて、トリエンナーレの準備を

進めているかということなども、スクールの場を通じて伝えていきたい

とのお話がありました。

 

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さて森美術館では、エデュケーション活動をパブリックプログラムと表現し

ギャラリーツアーや、こども向けツアー、学校プログラム、

視覚障害者への鑑賞ツアーなどを開催しているそうです。

 

そのうち今回は、森美術館で開催していた

韓国の女性アーティスト「イ・ブル」展(会期:平成2424日~527日)における取組を中心にお話いただきました。

社会性の強い「イ・ブル」作品については、

時代性、社会的背景、作家の出身、育った環境、過去からの作品の流れなどの情報をまとめ、アーティストやキュレーターとも情報を共有して

鑑賞者に作品の情報を伝えているとのお話でした。

 

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「教育」という言葉の印象だけでは、学校の授業のように先生と生徒

という関係で情報を教えるような印象がありますが、
森美術館のパブリックプログラムでは、鑑賞者とエデュケーターや
鑑賞者同士が同じ立場になって、作品について考えたり、
意見を共有するようなプログラムが行われています。
スタッフの他に、研修を受けガイドツアーを行うボランティアの
方々も活躍されているようです。

作品を見た時、それぞれの鑑賞者の体験や経験と結びつくことに
よって、「作品との対話」が生じます。
現代美術はわかりにくいと思われがちですが、今回の授業では作品
に近づくための鑑賞のポイントを教えていただきました。

たとえ、わからない作品があった場合でも、わからないということ
から、考えるヒントのきっかけになるのではないでしょうか。
作品を鑑賞する体験は、言葉だけでおさめることのできない、体感
するという楽しみもあります。

 

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講義終了後、会場の参加者からも質問や感想が飛び交い、有意義な意見交換
の場になりました。
このスクールの様子はユーストリームのアーカイブでご覧いただけます。

http://www.ustream.tv/recorded/22856334

次回のトリエンナーレスクールは7月7日(土)の開催です。
ぜひご参加ください。
詳しい情報はこちら

http://aichitriennale.jp/event/index.html