あいちトリエンナーレ2013 イベントレポート

オープンアーキテクチャー08【2013年9月8日(日)実施】
丸栄

2013/10/13 20:00オープンアーキテクチャー

 オープンアーキテクチャー第8弾は「名古屋のど真ん中で涼む モザイクタイルと屋上の音楽会」というテーマで、徳川政権下1615年創業の老舗百貨店、丸栄を見学しました。残暑厳しい名古屋を想定してのテーマ。当日午前は強い雨が準備を阻みスタッフ一同を不安にさせましたが、本番直前にして一変、秋晴れの絶好の陽気となりました。
 まずは、建築史家・倉方俊輔さんによる見学ポイントのレクチャーからスタートしました。丸栄の現在の姿は、戦後の焼け野原に当初建設されていた地上3階地下2階から、建築界の巨匠・村野藤吾氏によって1953年以降幾度か増築設計を重ねてきたものです。そうした変遷、村野氏のその他多数の建築、同年代の建築家・丹下健三氏との比較など幅広い視点からお話いただきました。

 いよいよガイドツアーへ。屋上9階から11階へ移動し、名古屋城下を見下ろしながら、改修を免れたオリジナルの意匠を確認した後、屋上からは地下2階まで階段を使って移動しました。上階にある滑らかな手摺のデザイン、階下に行くほど豪華な大理石の壁など、階ごとに異なる村野意匠に触れることができました。

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【モバイル・トリエンナーレin豊橋】フォト・レポート

2013/10/12 12:29モバイル・トリエンナーレ

(この記事はFacebookより転載、再編集しております)
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プラットは吹き抜けが気持ちいい空間です。
 8月24日(金)~26日(日)に穂の国とよはし芸術劇場プラットを会場に「モバイル・トリエンナーレ」が開催されました。
 あいちトリエンナーレに参加するアーティストの作品が、さまざまな表情をもつプラットの建物全体に展開しました。近くの方が散歩がてら、部活返りの高校生がぶらりと立ち寄り作品を見ていってくれるなど、より身近に現代アートを感じて頂けたかもしれません。
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作品ガイドツアーも行いました。
手前は山下拓也さん《My Little Lover 1》
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國府理さんの《Mobile Garden》
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*1 山下さんの《Q》は愛すべき金庫マンです。
*2 彦坂尚嘉さん《復活の塔》。
 あいちトリエンナーレ会場にある塔の40%スケールですが、迫力あります。
*3 2階から入るとレンガ造りの印象的な廊下を通って館内へ。
*4 横山裕一さんデザインのプリウス《世界地図の痛車》もやってきました。

パブリック・プログラム アクセスプログラム「ベクトルワークショップ」開催レポート

2013/10/11 11:14パブリックプログラム

 8月23日(金)、快晴。まだまだ猛暑が続く中、アートを新たな視点から考えるツールづくりを目的としたベクトルワークシップを開催しました。

 午前10時。参加者と共に円陣を組んで、簡単なご挨拶、そしてお互いの自己紹介からスタート。参加者の中には、長野県からわざわざこのワークショップのために来場した方がいらっしゃいました。額縁・画材店を営む男性で、公式ガイドブックを見てこのプログラムの存在を知ったとのこと。ご自分の住む地域で小規模なアートイベントを行いたいという明確な思いがあり、そのリサーチも兼ねていらっしゃったそうです。

 今回のワークショップでは、「ベクトル」ということばが意味する「見る・考える視点・観点・角度」として、「79のキーワード」を活用しました。「79のキーワード」は、あいちトリエンナーレの企画スタッフがテーマを読み解き、78のことばにまとめ上げたもので、最後の1ワードは参加者の皆さんに発想していただく仕掛けを盛り込んだ「ことばの集」です。「家族」「受容」「静けさ」「身体」「ゲニウス・ロキ」「まなざし」そして「色」などのキーワードをとおして、0からの自由な解釈を探求するのではなく、テーマを解体した「これらの言葉の切り口」を最大限に生かし、作品を鑑賞した際の作品の見え方や解釈の方法を、参加者と共に考え、ツールとしての機能や可能性を見出す時間となりました。

オープンアーキテクチャー07【2013年9月7日(土)実施】
M House

2013/10/10 16:31オープンアーキテクチャー

 オープンアーキテクチャー企画第7弾は、「CmSOHO」と同じ建築家、D.I.G Architects吉村さん夫妻設計の個人邸「M House」へ伺いました。このプログラムの特長は何と言っても、参加者5名の少数制(全3回実施)。空間やガイドを独占できるという意味で、全企画中最も贅沢な内容となりました。

 『敷地探しのとき気付かず通り過ぎてしまいました。』という間口5メートル×奥行き25メートルの道路のように細長い敷地。住まい手の松原さん夫妻は当初、どの建築家に設計を依頼するか複数候補を立てていたそうですが、まさかこの状態をさらに細く二分して、両者を上下にずらしたボリュームで提案してくるなんて、初期案から圧倒的なものがあったと話してくれました。
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トリエンナーレもっと×2たのしめるベロタクシー乗車体験

2013/10/09 10:00ニュース

 会場間のたのしい移動手段としてベロタクシーが活躍しています。
名古屋と岡崎の各会場を30分ごとに順路にそって運転しています。トリエンナーレのチケットがあれば乗車無料です。各会場のステーションは、写真の看板が目印ですのでぜひ係の方に乗車希望をお伝え下さい。
 トリエンナーレ広報担当も試乗させていただき、ドライバーさんの出原さんにお話を伺いました。
 非常に物腰がやわらかで、道中は安全と快適なドライブに気を配っていただきながら、いろいろなお話に花が咲きました。ご乗車されるお客様の出身地はさまざまで、県外は石川、東京、大阪、京都、横浜、また海外など広い範囲からおいでになっているとのことです。
 また、研修中の林さんのベロタクシーに教官の福田さんと名古屋市美術館から納屋橋会場までご一緒させていただきました。道路状況によりますが20-30分のドライブです。街中をゆっくり観賞していながら、むしろ街行く方々から注目を浴びるベロタクシー。交わす目線の多さも特徴です。
 ぜひ、みなさんもお時間、ルート、乗り場など確認してご乗車下さい。
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ベロタクシー運営団体サイト(乗り場、運行状況等の情報あり)
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