あいちトリエンナーレ

あいちトリエンナーレ2010 OFFICIAL Blog

展望回廊で素敵な夜を!

2010/09/30 16:17|ニュース

愛知芸術文化センター11Fの展望回廊には、渡辺英司さんの「名称の庭/グラスハウス」が展示されています。回廊の床一面に図鑑を切り抜いて作られた花畑が広がる、美しい空間です。

こちらは明るい昼間と暗くなってからの夜間では雰囲気がガラリと変わり、同じ場所でありながら何度も楽しめる、この展望回廊ならではの作品となっています。

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近づいてよく見ると...

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こんな花たちがいっぱい!
奥まで続く庭をお楽しみください。
(展望回廊へは、10Fロビーから松井紫朗さんのバルーン横の階段を上がってお越しいただけます)

渡辺英司さんの作品は長者町のスターネットジャパンビルにもありますが、こちらもわっと驚くおもしろい展示になっていますので必見です。

そして20時までの夜間開館をしている木・金・土曜日はライトダウンしてより素敵な雰囲気になっています。
展望回廊にはソファもありますので、栄の夜景を見ながら大切な人と語らうのも良いですね。

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(M .I)

人間的な、あまりに人間的な。

2010/09/30 13:42|アーティスト

8月に開幕したあいちトリエンナーレも、いよいよ折り返し地点に差し掛かりました。
今後も多くの企画が予定されており、10月末まで祝祭は続いていきます。
まだ訪れていないという方も、何度も足を運んでくださっている方も、引き続きトリエンナーレをお楽しみください。

さて、あいちトリエンナーレ・パフォーミングアーツ部門の幕開けで好評を博した、"ロボット演劇"のタッグ、平田オリザ+石黒浩研究室(大阪大学)が、再びあいちトリエンナーレにやって来ます。

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今回は、人間そっくりのロボットが登場する"アンドロイド演劇"を世界初上演いたします。
本公演に出演するロボットは、大阪大学とATR知能ロボティクス研究所が開発し今年4月に発表した人型ロボット「ジェミノイドF」です。

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Geminoidとは、ふたごを意味する「gemin」と、「~のような」を意味する「-oid」からの造語だそうです。
人間の声や顔の表情をリアルに再現するまさに世界最先端の技術を駆使したロボットである"彼女"。
"彼女"が話している姿を目にするだけで、なんだか頭がクラクラしてきます。
人間らしい外見と動き、人間らしい対話によってロボットがどこまで人間に近づくことが出来るのか、ロボット演劇がさらなる境地を目指す作品です。

先日リハーサルが行われ、それにともなって各メディアからの取材が殺到しておりました。
日本のみならず、スイスなど海外からも記者が訪れていて、この研究が世界的に注目されていることをあらためて実感しました。

写真は、石黒先生の記者会見の様子。「ジェミノイド」へのただならぬ熱意がさく裂した会見でした。

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「ジェミノイドをアイドルとして育てたら、完璧な存在ですよね。年をとらないし、スキャンダルもでない。そうなった時、人間の存在(この例だとアイドル)は、どうなってしまうのか。」
アンドロイドの存在が"日常"になった時、人間の存在が揺るがされる時代がくるかもしれません。

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さて、自分そっくりの「ジェミノイド」がこの世に存在したら、あなたはどうしますか?

平田オリザ+石黒浩研究室(大阪大学&ATR知能ロボティクス研究所)
Oriza Hirata + Ishiguro Laboratory (Osaka University)
アンドロイド演劇『さようなら』【世界初演】
脚本・演出:平田オリザ
テクニカルアドバイザー:石黒浩(大阪大学&ATR知能ロボティクス研究所)
出演:アンドロイド「ジェミノイドF」 ブライアリー・ロング(青年団)
アンドロイド操作:井上三奈子/舞台監督:中西隆雄/照明:岩城保/ロボット側ディレクター:力石武信(石黒浩研究室)、小川浩平(ATR知能ロボティクス研究所)/演出助手:渡辺美帆子/制作:野村政之
公演日時:9月30日(木)20:30(上演時間20分+トークセッション40分)
会場:愛知芸術文化センター・小ホール
*終演後に平田オリザ+石黒浩のトークセッション(約40分)を開催。

※アンドロイド演劇『さようなら』の当日券の販売状況について
本公演の当日券は、受付開始時間(19:50)より20枚程度販売をいたします。
公演日時:9月30日(木)20:30(上演時間20分+トークセッション40分)
会場:愛知芸術文化センター・小ホール
受付開始時間:19:50~
当日券料金:1,000円
販売予定枚数:20枚程度
*当日券はお客様おひとりにつき1枚を販売いたします。

当日券料金:1,000円
※当日券はお客様おひとりにつき1枚を販売いたします。

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(H.I)