あいちトリエンナーレ

あいちトリエンナーレ2010 OFFICIAL Blog

トリエンナーレスクール開校!

2010/01/31 13:16|トリエンナーレスクール

1月22日(金)にトリエンナーレスクール(http://aichitriennale.jp/triennale_school/)が開校しました。
(※トリエンナーレスクールは、アーティストや専門家などによるレクチャー+交流会などを毎週開催していくプログラムです。)

第1回のゲストは、出展作家の淺井裕介さん。
教室となる長者町繊維卸会館には、定員30名を大幅に上回る80名近くの参加者が集まりました。

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建畠校長による開校の挨拶の後、トークがスタートしましたが、淺井さんは、背面の壁に向かって立ち上がりました。
あいちトリエンナーレのポスターに貼付けてある《マスキングプラント》の枝や葉っぱのかけらを再構成して新しい作品を授業中に制作するとのこと。

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手は常に動かしながら、過去の作品などのスライドの写真を丁寧に解説してくださいました。
作品についての考えや制作過程のお話など、アーティストの率直な声に参加者も真剣に聞き入っています。
時には笑いに包まれながらの和やかな授業となりました。

この素材となっている《マスキングプラント》のかけらは授業の前に、喫茶クラウンの展示作品から収穫してきたものです。
長者町プロジェクト2009では、長者町の外壁、室内、廊下などまちの隙間や空間にこのマスキングテープを用いて、植物の絵を増殖させる
《マスキングプラント》のシリーズを展開しました。

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トークをしながら作品を制作するのは初めてだったそうで、「授業中に完成するかわかりませんが...」と始まりましたが、作品は無事完成。

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展覧会会期が終わってしまうと無くなったり、消されてしまう作品を作り続けている淺井さん、
「無くなってしまうからこそ、できることもある。」という言葉が印象的でした。
今回のように展示とはまた違った形で新たな作品が生まれる瞬間に立ち会える貴重な時間となりました。
トリエンナーレ本展の展示もどのような作品を発表するかが、今から楽しみです。

トリエンナーレスクールは毎週金曜日開催です。どなたでもご参加いただけます。
みなさんで準備段階からトリエンナーレを盛り上げましょう!
(Y.Y)

公式ブログ、開設します!

2010/01/21 13:13|トリエンナーレスクール

遅ればせながら、あいちトリエンナーレ2010公式ブログを開設します。今年の8月21日の開催に向けて、これから色々な情報を発信してゆく予定です。どうぞよろしくおねがいします。

さて、出品作家もかなり決まってきました。作家さんとキュレーターとで実際に何をどのように展示してゆくか、日々様々な可能性を検討中です。このブログでは、そういった準備の一端や、もしかしたら作家さんのインタビューなども、ご紹介していければと思っています。

また、トリエンナーレ開催前にも幾つかのイベントを行う予定です。それらのイベントについても、随時こちらでお知らせしていきたいと思います。

で、早速なんですが今週末から、トリエンナーレのスタッフが毎週各分野の専門家をお招きして、トリエンナーレについてざっくばらんに語っていただくというトークイベント「トリエンナーレスクール」を行います(日程などの詳細については、ウェブサイトをご覧下さい)。スクール第一回目(1/22[金])は、昨年の長者町プロジェクト2009にも参加いただいた作家・淺井裕介さんをお招きします!

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 「トリエンナーレ...ってそもそも何?」「なんで愛知でやるの?」「アートってどうやって楽しめばいいかよく分かんない」「あいちトリエンナーレ、ボランティアで参加したいけど、どんな雰囲気なんだろう...?」などなど、はてなマークが飛び交っている方は、是非ご参加ください!
(KS)