会期前に、参加アーティストが愛知県内の小・中・高等学校を訪れ、作品制作やワークショップを行いました。
 この授業での活動が、あいちトリエンナーレ2013の出品作品の一部となって、発表されています。

 それぞれのアーティストとの活動を経て、子どもたちから届いた感想やアーティストへのメッセージをご紹介します。

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 トリエンナーレの出品作品制作のために、愛知県内の3校の中学校を訪れました。「14歳と世界と境」というテーマで特別授業を行い、生徒たちから集めた文章は納屋橋会場で作品の一部として発表されています。また毎週水曜に、中日新聞夕刊で同作品の連載をしています。1時限目はアーティストから子どもの頃の話やこれまでの制作活動、そして「アーティスト」という仕事をすることについて話を聞きました。2時限目、生徒たちはアドバイスを受けながら、それぞれの「境界」について文章にしました。

生徒からのメッセージ
・アーティストの方の授業は初めてで、とても楽しみでした。実際に授業を受けてみるとやはり、自分達とは少し違った世界間で日常を過ごしていて、とてもおもしろかったです。
・かわったおだい世界とさかいで、私がとくべつ思っているコトはなんだろう。帰る時、車に乗っている時、テレビをみている時、つねに考えるようになってました。いままで生活していた世界とちがった世界がありました。
・最初はトリエンナーレってなに?トリエンナーレがどういうことなのかもしらずに受けてたのですが、実際やってみると、少し楽しくなって下道さんと自分たちからみた世界を交換できたと思います。

 多くの生徒が身の回りの出来事を意識して言葉にしたことで、自分の考えがさらに広まったと感じたようです。

参考情報
 下道基行(http://aichitriennale.jp/artist/shitamichi_motoyuki.html