トリエンナーレの並行企画
2010/07/26 13:51|ニュース
愛知県内の美術館やコンサートホールでは、トリエンナーレと同時期に開催される、現代美術・現代音楽の企画をトリエンナーレの「並行企画」と称して実施しているものがあります。
これは、「並行企画」として実施される企画とトリエンナーレとが、相互に盛り上げていこうという試みなんです。
その企画の中のひとつ、金山駅にある名古屋ボストン美術館で開かれている「ザ・風景」展に行って参りました。
風景をテーマにした、ボストン美術館の現代コレクションを紹介しています。
中には大きいトリエンナーレの垂れ幕もあり、トリエンナーレへの期待も高まります。
この展覧会は20世紀から現代にかけて活躍する画家の作品が並び、近年の絵画の流れがよくわかる作品展になっています。
また、もう一つの企画展として「時の遊園地」展も同時に開催されています。
今、あいちトリエンナーレで注目される名古屋。そんな名古屋で紹介したい6名の作家による風景・記憶・時間がテーマになった作品が展示されています。
開催まであと1か月。これらの作品を見て、トリエンナーレに対する期待をより高めてもらえたら嬉しいです。
展覧会は9月12日までなので、興味を持たれた方はぜひお立ち寄りください。
また、「並行企画」は、他にもいろいろ予定されています。
豊田市美術館「森村泰昌-なにものかへのレクイエム」(開催中-9/5)
豊田市美術館「石上純也」(9/18-12/26)
愛知県立芸術大学芸術資料館「『アイチ・ジーン』AICHI GENE ‒somefloating affairs-」(9/14-10/3)
電気文化会館「迷宮の愉楽-ヴェネツィアに」(10/6)
中京大学 アートギャラリーC・スクエア「冨岡奈津江」(9/21~10/23)
碧南市藤井達吉現代美術館「庄司達」(8/24~10/3)
トリエンナーレとともに、「並行企画」も楽しんでくださいね。
(M.I)