あいちトリエンナーレ

あいちトリエンナーレ2010 OFFICIAL Blog

東京芸術見本市(TPAM)に行ってきました。

2010/03/15 13:42|ニュース

   「あいちトリエンナーレ」の大きな特徴の一つとして、現代美術作品の展覧会だけでなく、ダンス、演劇、音楽、美術等のジャンルの垣根を越えた創作活動を展開している国内外のアーティストによる先鋭的な「パフォーミング・アーツ」の動向を紹介していく、というものがあります。今回は先日東京で行われた「東京芸術見本市」(TPAM)のレポートを、パフォーミング・アーツ部門のアシスタント・キュレーターよりお届けします。 

TPAMと言ってもほとんどの方が聞いたことのないものだと思いますので、まずは少しご紹介を。これは毎年東京で行われている、劇場・ホールの制作担当者、フェスティバルのディレクター、プロデューサー、エージェント、プロモーター、カンパニーの制作者など、アーティストの作品を観客へと提供する「プレゼンター」とアーティストが集まる、舞台芸術のマーケット。国内外の舞台関係者や舞台ファンが年に一度この機会に大集合します。会場にはこのように沢山の人たちが集まっていて、私たちもその一角にブースを出展し、今年初めて行われる「あいちトリエンナーレ」のPR活動を3日間にわたり行ってきました。   

2010.3.15-1.JPG

このブースプレゼンテーションでは国内外のフェスティバルやホール、パフォーミング・アーツ団体が、資料と映像を用いて作品や活動をアピールしています。白い壁にピンクの矢印が目立ちますね!

2010.3.15-2.JPG

あいちトリエンナーレのブースにも、国内外問わずいろんな人たちが訪れて、足を止めて行きます。海外からのビジターとの会話は、まず「あいちはどこだ?!」というところから。日本と言えば東京しかわからない...という外国人がほとんどなので、日本のど真ん中にある愛知県をPR!
ビジュアル・アーツとパフォーミング・アーツの両方が見られるということで、皆さん興味津々でチラシを持って行ってくれました。 

そしてなんと、劇場の外にはあいちトリエンナーレのPR隊が出張パフォーマンスにやってきていました。当日はTwitterでも目撃情報のつぶやきが!道行く人が遠巻きに携帯で写真を撮っている様子がちらほら。なんとも不思議な光景に思わず足を止める人も続出。これぞ最高のPRになったかしら!?
 

2010.3.15-3.JPG

そしてもう一つのPRとして行ったのが、TPAMの中で行われるヴィジュアルプレゼンテーション。パフォーミング・アーツ部門のキュレーターからトリエンナーレのコンセプトや事業展開についてのプレゼンを行いました。

2010.3.15-4.JPG

画面に見えるのは、平田オリザさんと大阪大学の石黒浩研究室とで発表される、ロボットと人間との共演による演劇。このプログラムについてはブースプレゼンテーションでも色々と質問されることも多く、注目度の高さを感じました。もちろん他にも注目のプログラムが沢山!追ってご紹介していきたいと思います。

今後もパフォーミング・アーツ部門の参加アーティストについての情報を様々に発信していきます。不定期更新ですがぜひチェックしてみてくださいね!

(K.Y)