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シンポジウム
国際シンポジウム「文化・成熟・発酵」

3回目を迎えたあいちトリエンナーレを契機として、世界各地の芸術祭がいかに定着してきたか、いかにして文化はその土地で成熟し「発酵」し得るか、について考えます。
愛知県は古くから味噌、醤油、酒、みりんといった醸造技術が発達してきました。
「麹」あるいは「微生物」による発酵作用を利用して調味料等を製造する技術をメタファーとして、アートの文脈や都市文化の文脈に置き換えます。
今回のテーマ『虹のキャラヴァンサライ-創造する人間の旅』との関係でいえば、「旅人」が「麹」等に該当し、その往来によって共同体の文化が成熟・発酵していく様子と繋がります。
同時に、成熟・発酵のためには、長い時間を費やさなければならず、長期的な視点が必要となります。
外部からの視点を持ちより「あいちトリエンナーレ」について考え、さらに芸術や美術とは区別されがちな「食」や「味覚」に関する視点も差し込みながら、広い関心をもつ方々とともに「芸術祭」、「文化」について考えを巡らせるシンポジウムです。

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写真:8月14日オープニングシンポジウム「旅・創造・共同体」開催の様子

日程
10月1日(土)14:00~18:00
10月2日(日)13:00~17:00
公演日時
10月1日(土)14:00~18:00

第1部:プレゼンテーション 14:00-15:20(80分)
1. 藤川哲(イントロダクション)
2. ルイス・ビッグス(リバプール・ビエンナーレの事例)
3. ボース・クリシュナマチャリ(インド・コチ=ムズリス・ビエンナーレの事例)
4. 飯田志保子(アジア・パシフィック・トリエンナーレの事例)
5. 安田文吉(名古屋、愛知県の文化的土壌)
6. 味岡伸太郎:(愛知県を表現活動の拠点とすること)

〜10分休憩〜

第2部:ディスカッション 15:30-18:00 *途中休憩あり

その1「発酵と愛知/あいち」(40分)
モデレーター:港千尋
パネリスト:安田文吉、味岡伸太郎、拝戸雅彦

その2「芸術祭の成熟・発酵」16:15-16:55(40分)
モデレーター:藤川哲
パネリスト:ルイス・ビッグス、ボース・クリシュナマチャリ、飯田志保子、拝戸雅彦

その3 質疑応答と全体討議 17:00-18:00(60分)
モデレーター:港千尋、藤川哲
パネリスト:全員

*上記構成は、やむをえない事情等により変更となる場合があります。

場所
愛知芸術文化センター 12階アートスペースA
登壇者等
(登壇順)
藤川哲(山口大学教授)
ルイス・ビッグス(フリーランス・キュレーター)
ボース・クリシュナマチャリ(キュレーター/アーティスト)
飯田志保子(インディペンデント・キュレーター/東京藝術大学准教授)
安田文吉(東海学園大学特任教授)
味岡伸太郎(あいちトリエンナーレ2016参加アーティスト)
港千尋(あいちトリエンナーレ2016芸術監督)
拝戸雅彦(あいちトリエンナーレ2016チーフ・キュレーター)
関口涼子(あいちトリエンナーレ2016参加アーティスト)
服部浩之(あいちトリエンナーレ2016キュレーター)
金井直(あいちトリエンナーレ2016キュレーター)
定員
180名、日本語・英語(同時通訳あり)
対象者
だれでも
申込
申込不要
チラシ
ダウンロード
主催等
主催:あいちトリエンナーレ実行委員会
助成:一般財団法人国際化協会
問合せ先
あいちトリエンナーレ実行委員会事務局
「エデュケーションプログラム申込係」
愛知県名古屋市東区東桜1-13-2 愛知芸術文化センター6階
TEL:052-971-6111