現代美術(国際展)
ウダム・チャン・グエン
UuDam Tran NGUYEN
1971年コントゥム(ベトナム)生まれ
ホーチミン(ベトナム)拠点
ホーチミンの芸術大学を卒業後、アメリカに渡りロサンゼルスとニューヨークで美術を学ぶ。トランスナショナルな経験を基軸に、振り付けを加えたパフォーマンスの映像、彫刻、インターネットやスマートフォンを介したインタラクティブなドローイングなど、多岐にわたる方法で作品を制作している。自身の出自や来歴を俯瞰して捉え、ホーチミンにおける風景の変化や社会的問題などを主題とし、宗教、ジェンダー、マイノリティやディアスポラの問題、地政学的課題や都市化、産業化がはらむ諸問題などに、ユーモアをもって取り組む。色とりどりのポンチョを身にまといオートバイに乗った集団がホーチミン市内を隊列を組んで走る様に、旧ソビエトの作曲家ショスタコーヴィチの楽曲に合わせることで、ライダーたちが舞い踊るように街を走るパフォーマンスビデオは、強烈な印象を与えるとともに様々な話題を喚起する。