現代美術(国際展)
展示情報
- 会場
- [六供会場]
石原邸
柴田 眞理子
SHIBATA Mariko
1957年愛知県生まれ
愛知県拠点
彼女が作る多くの作品は、器や瓶といった陶芸としての基本型を踏襲しつつも無国籍で抽象的である。その側面には窓のようなスリットがあいていて、光や空気を通すような開かれた構造となっている。そして、通常の磁器より低温で焼成されているために柔らかなイメージを与える。こうした実験的な形と、華奢な印象を与える作品をさらに魅力的なものにしているのは、絵画的とも言える表面であろう。古い転写紙を絵柄に利用しながらも、その時代性を希薄にするために、あるいは古色を与えるために、さらに重層的に手を加えている。