現代美術(国際展)
展示情報
- 会場
名古屋市美術館 2F
ノミン・ボルド
Nomin BOLD
1982年ウランバートル(モンゴル)生まれ
ウランバートル(モンゴル)拠点
ノミンは今日的な問題に言及するために、モンゴル人の美学および、古代宗教と皇帝制度のもとで制作されてきた仏教美術を用いる。彼女は伝統的な画法を学び、考古学的な発見物と神々の入り組んだイメージを画面において結合させる作品でそのキャリアをスタートさせた。現在では、象徴的な色と形を使って日常の価値観を問う作品を制作している。そうした絵画において、人々を世俗から神々の世界へと配置することによって、富、政治、自然そして人間関係といった主題を考察する。現代の因習を取り払うこと、そして鑑賞者にモンゴルの古代の歴史の上に立った視点で文化規範を見つめ直すよう促すことが、彼女の制作の目的である。