HOMO SAPIENS

『HOMO SAPIENS』(原題) 2016 © Nikolaus Geyrhalter Filmproduktion GmbH

上映情報

会場
N81
愛知芸術文化センター 
12F アートスペースA
日時
8月28(日)19:10、9月10日(土)16:30

ニコラウス・ゲイハルター

Nikolaus GEYRHALTER

1972年ウィーン(オーストリア)生まれ
ウィーン(オーストリア)拠点

ドキュメンタリー映画監督。1994年に制作会社「ニコラウス・ゲイハルター・フィルム・プロダクション」を設立。編集のウォルフガング・ヴィダーホーファーらとともに、作家性の強いTVや映画のドキュメンタリーを中心に製作。日本初公開作品となった『いのちの食べかた』(2005)は食品生産工場を題材に、『プリピャチ』(1995)ではチェルノブイリ原発事故から12年後の現実を、『眠れぬ夜の仕事図鑑』(2011)では現代社会に暗躍する機械的システムをあぶり出すなど、現代文明の最も危機的な側面を捉えてきた。
最新作『HOMO SAPIENS』(原題、2016)では、かつて人間が住んでいた面影を残す廃墟となった場所を巡る。一切のナレーションを排し、その空間を凝視することで、人が去った跡に何が残るのか、人間であるということ、を静かに問いかける。人気がなく、長らく放置された地は、自然によって徐々に再生し、不可思議な生命力が充満してもいる。