海上の宮殿

『海上の宮殿』 2014 Courtesy of Seashore Image

上映情報

会場
N97
愛知芸術文化センター 
12F アートスペースA
日時
短編集4
8月21日(日)11:00/17:45、26日(金)17:25、28日(日)10:45、9月11日(日)10:25

ミディ Z

Midi Z

1982年ラーショー(ミャンマー)生まれ
台北・高雄市(台湾)、雲南省・上海・北京(中国)、バンコク・チエンラーイ・チェンマイ(タイ)、ラーショー・シャン州(ミャンマー)拠点

16歳の時に台湾に渡り、国立台湾科技大学で映画制作を学ぶ。初長編作品『Return to Burma』が釡山国際映画祭、ロッテルダム国際映画祭などで上映され注目を浴び、『アイス』(2014)が台湾のアカデミー外国語映画賞にノミネートされる新鋭監督。中国出身の両親がミャンマーに渡り、現地で育ったミディ Zは、故郷ミャンマーとそこに生きる人々と身近にあった薬物問題、故郷から遠く離れたミャンマー華人の悲哀や貧困の状況といった、国境を越えた多元的な可能性を秘めた作風が特徴。
『海上の宮殿』は、台湾でミャンマーからの移民労働者であった女性の幽霊が、故郷を求めて港町を彷徨い歩く。台湾における多くの移民労働者の帰郷が困難であるという現実と、仏教信仰に厚いミャンマー人にとって重要な意味をもつ帰郷を重ね、「帰郷」を重層的にファンタジックに描く。