バリクバヤン# 1

『バリクバヤン#1』 2015 frame-grabbed from iPhone shot by Sang Bum Heo

上映情報

会場
N90
愛知芸術文化センター 
12F アートスペースA
日時
8月19日(金)16:40、9月10日(土)18:20
リンク
8月19日(金)上映プログラム詳細

キドラット・タヒミック

Kidlat TAHIMIK

1942年バギオ(フィリピン)生まれ
バギオ(フィリピン)拠点

1963年フィリピン大学でスピーチとドラマを学び、1967年アメリカのペンシルバニア大学・大学院で経営学博士号を習得するが、1972年に卒業証書を破り捨てアーティストとして生まれ変わる。1977年にデビュー作『悪夢の香り』(1977)でベルリン国際映画祭批評家賞を受賞。1970年代より一貫して、自らが生まれたアジアの視点から、欧米の近代主義文明に疑問と批判的なまなざしを投げ掛ける、先駆的なインディペンデント映画作家として活動。またパフォーマンスやインスタレーション作品も手掛け、映画の領域に留まらないマルチ・アーティストとして、柔軟かつ旺盛な活動を展開。旅の半ばで命を落としたマゼランの世界周航を達成したのは、マラッカ出身の奴隷であるという説にインスパイアされた新作長編『バリクバヤン』は、長期に渡る撮影のため作家の実人生も刻印されていったユニークな作品。