グリナラ・カスマリエワ & ムラトベック・ジュマリエフ

Gulnara KASMALIEVA & Muratbek DJUMALIEV

1998年ビシュケク（キルギス共和国）にて共同制作開始
ビシュケク（キルギス共 和国）拠点

中央アジアのキルギスの伝統的な遊牧民の暮らしのうえに、旧ソビエトによる共産主義時代を経て、現在はグローバル資本主義に翻弄される激しい変化の最中にある地で暮らす人々の政治的にも経済的にも厳しい現実を、写真、映像やパフォーマンスなどにより捉える。キルギスを抜けて中国へとつながるシルクロードの現在の様子を捉えた作品群は、彼らを取り巻く環境がもたらす懐疑や失望への苦闘の様子を、ミニマルで詩的な物語構造と、音楽を効果的に組み合わせることにより、厳しくも美しく描き出す。首都ビシュケクでアートイースト・アートセンターを運営するなど、キュレーションや芸術教育、アーティストサポートにも注力している。