残響世界

『残響世界』 2014 Courtesy of the artist

上映情報

会場
N75
愛知芸術文化センター 
12F アートスペースA
日時
8月20日(土)15:35、27日(土)15:30、
9月3日(土)16:20、8日(土)17:55、10日(土)12:20

陳 界仁(チェン・ジエレン)

CHEN Chieh-jen

1960年桃園(台湾)生まれ
台北(台湾)拠点

1980年代に戒厳令下の台湾で、当時の政治体制を批判するゲリラスタイルのパフォーマンスや展覧会を行なう。戒厳令解除後は、8年間の沈黙を経て、1996年より制作活動を再開し、地域住民、失業者、日雇い労働者、移民労働者、社会活動家らとの共同制作を始める。作家自身が「再想像、再物語化、再記述、再結合」と呼ぶ方法を用いて、新自由主義によって隠ぺいされた現実や人々の歴史を視覚化する一連の映像作品を展開している。
『残響世界』は、1930年、日本の植民地統治時代に、台湾総督府が設立したハンセン病患者収容施設「楽生院」を巡り、4つの個人の物語が、両国の歴史や現在の社会問題を重ねつつ、過去、現在、そして未来を静謐な映像で照射する。