凱里ブルース

『凱里ブルース』 2015 KAILI BLUES

上映情報

会場
N74
愛知芸術文化センター 
12F アートスペースA
日時
8月24日(水)18:30、27日(土)17:50、
9月10日(土)14:25

畢 贛(ビー・ガン)

BI Gan

1989年凱里(中国)生まれ
凱里(中国)拠点

映画作家で詩人。故郷であり、東南アジアにまたがり居住するミャオ族文化の中心地ともいえる貴州省の凱里で創作活動を始め、凱里を舞台にした初長編監督作品『凱里ブルース』が、ロカルノ国際映画祭で世界初上映された後、台湾の金馬奨最優秀新人監督賞を最年少で受賞するなど、世界各地の映画祭で上映されて受賞。現在、世界で最も注目されている若手映画監督のひとりである。畢は、直接的な映像表現である映画制作と抽象的な表現である詩作という対照的な手法を混合しながら創作することで生まれてくるユーモアに魅力を感じるという。
『凱里ブルース』は、金剛般若経の一節で始まる。霧に包まれた病院に働く男性医師が、何者かに連れ去られた甥を探しに、そして同僚の老医師に託された手紙を携えて故郷への旅にでる。音楽は侯孝賢や賈樟柯の作品で知られる林強。壮観な光景の拡がる凱里で白昼夢のように物語は展開し、ミャオ族の伝統楽器が美しく響く。