アスマハーンの耐えられない存在感

『アスマハーンの耐えられない存在感』 2014 Courtesy of the artist

上映情報

会場
N77
愛知芸術文化センター 
12F アートスペースA
日時
8月25日(木)17:30、27日(土)14:00、
9月3日(土)14:50、6日(火)19:35、9日(金)18:00

アッザ・エル・ハサン

Azza EL-HASSAN

1971年アンマン(ヨルダン)生まれ
ロンドン(イギリス)拠点

映画テレビ研究・社会学で学士、テレビドキュメンタリーで修士の学位を取得。故郷であるパレスチナで、その困難な状況をユーモラスにかつ機知に富んだ視点で、地域住民やアラブ女性の眼差しで時事的な情報をも織り込みながら作品を作り続け、BBC、アルテ、YLE、ARDといった国際的なネットワークを持つテレビ局で制作・放映されている。山形国際ドキュメンタリー映画祭でも1999年に『モーゼからの権利証書』、2001年に『ニュースタイム』が上映された。
『アスマハーンの耐えられない存在感』は、1940年代、エジプトで一世を風靡したアラブの歌姫アスマハーンの生涯を追うだけでなく、西洋を愛しつつもそのアラブ世界への干渉を苦々しく思うという、彼女と西洋の厄介な関係性を描く。2本の映画に主演し、26歳の若さで事故死した彼女が歌う“Euphoric Nights in Vienna”は今も人々に唄い語り継がれ、現在のアラブ世界の西洋への眼差しを改めて問う。