劇団アルテミス+ヘット・ザウデライク・トネール
『ものがたりのものがたり』
- Photo: Kurt Van der Elst
オランダ南部を拠点に、結成以来30年にわたり国内外で広く活動を続ける青少年劇団。「子供向け」ではなく、「子供の目線から世界を捉える」姿勢で創作される作品群は、大人にとっても痛快かつシュールな刺激に満ち溢れ、あらゆる世代が集う観客席はいつも笑いに包まれている。
今回、満を持してアジア初上陸するのは、第58回ヴェネチア・ビエンナーレ演劇部門で銀獅子賞を受賞したばかりの最新作だ。芸術監督のイェツェ・バーテラーンが繰り出す、不条理で不謹慎、ラジカルかつ遊戯的な演出は、演劇のステレオタイプはもちろん、規範的な鑑賞態度をも軽やかに裏切り、あらゆる世代の観客の想像力を奔放に解き放っていく。
同じくオランダ南部を拠点にするカンパニー、ヘット・ザウデライク・トネールとともに作り上げた本作は、目の前で展開される舞台に爆笑しながら、いつの間にか現代社会をちょっと斜めに捉える。そんな新感覚の演劇をぜひ体験してほしい。
※10月12日の公演は台風19号の影響により中止となりました。対応につきましてはニュースページをご確認ください。
劇団アルテミス
- 1990年設立
- セルトーヘンボス(オランダ)拠点
結成以来30年にわたり、オランダ南部を拠点に国内外で広く活動を行う青少年劇団。「子供向け」ではなく、「子供の目線から世界を捉える」姿勢で創作される作品群は、大人にも痛快かつシュールな刺激に満ち溢れ、あらゆる世代が集う観客席はいつも大爆笑に包まれている。2013年には気鋭の演出家イェツェ・バーテラーン(1978年オランダ生まれ)が芸術監督に就任。不条理かつ不謹慎、ラジカルかつ遊戯的な演出は、規範的な鑑賞態度や演劇のステレオタイプを軽やかに裏切り、あらゆる世代の観客の想像力を奔放に解き放っていく。そこには、政治や経済の論理で仕立てられた現代社会の矛盾を突き、脱臼させる遊び心と批評精神が貫かれている。
主な作品発表・受賞歴
2019 | 第58回ヴェネツィア・ビエンナーレ『Het Verhaal Van Het Verhaal(The Story of the Story)』ヴェネツィア(イタリア)、銀獅子賞受賞 |
2018 | 『Het Verhaal Van Het Verhaal(The Story of the Story)』ティルブルグ(オランダ) |
2018 | 『De Onzichtbare Man(The Invisible Man)』セルトーヘンボス(オランダ) |
2017 | 『Oorlog(War)』セルトーヘンボス(オランダ) |
2017 | 『Hallo Dampkring(Hello Damp Circle)』テルスヘリング(オランダ) |
2016 | 『Hoe de Grote Mensen Weggingen Wat er Daarna Gebeurde (How the Grown Ups Left and What Happened Next)』ティルブルグ(オランダ) |
2005 | 『Voorstelling Waarin Hopelijk Niets Gebeurt(The Show in which Hopefully Nothing Happens)』デルフト(オランダ) |
ヘット・ザウデライク・トネール
- オランダ拠点
オランダのブラバント州を代表するヘット・ザウデライク・トネールは、オランダとベルギーの架け橋として、世界をオープンな眼差しで見つめてきた演劇カンパニー。 パワフルな視覚言語、現代のストーリー、そして多様な形式を用いて展開される観客との密な対話は見る者を驚嘆、啓蒙、混乱させると同時に執拗でもある。
- Webサイト
- https://hzt.nl/
公演パンフレット
公演情報
地図
名古屋市芸術創造センター
所在地
愛知県名古屋市東区葵1丁目3−27
バリアフリー
アクセス
・地下鉄桜通線「高岳」駅下車 徒歩5分
・市バス「布池」下車 徒歩2分
・市バス「新栄町」下車 徒歩4分