開催・企画概要

あいちトリエンナーレ2019 情の時代 Taming Y/Our Passion

あいちトリエンナーレは、2010年から3年ごとに開催されている国内最大規模の国際芸術祭です。4回目となる2019年は、国内外から90組以上のアーティストを迎えます。国際現代美術展のほか、映像プログラム、パフォーミングアーツ、音楽プログラムなど、様々な表現を横断する、最先端の芸術作品を紹介します。

会期:2019年8月1日[木]–10月14日[月・祝]

芸術監督

「あいちトリエンナーレ2019」芸術監督
ジャーナリスト/メディア・アクティビスト

津田大介

1973年生まれ。東京都出身。早稲田大学文学学術院教授。メディアとジャーナリズム、著作権、コンテンツビジネス、表現の自由などを専門に執筆活動を行う。近年は地域課題の解決や社会起業、テクノロジーが社会をどのように変えるかをテーマに取材を続ける。

会場

あいちトリエンナーレ2019は、名古屋市と豊田市の4つのエリアで開催されます。

愛知芸術文化センター A

作品・公演数が最も多い「あいちトリエンナーレ2019」の玄関窓口。愛知県美術館と、大ホール、コンサートホール、小ホールを備えた愛知県芸術劇場などからなる日本屈指の総合芸術文化施設。

時 間|
10:00〜18:00(金曜日は20:00まで)
9月14日は21:00まで 入館は閉館の30分前まで
休館日|
月曜日(祝休日は除く)
名古屋市美術館 N

都心の緑豊かな白川公園に立つ美術館。
設計は、地元出身の建築家・黒川紀章。愛知芸術文化センターからは一駅ほど離れた場所に位置する。

時 間|
9:30〜17:00(金曜日は20:00まで) 入館は閉館の30分前まで
休館日|
月曜日(祝休日は除く)、9月17日
四間道・円頓寺 S

江戸時代から続く蔵や伝統的な建物が残る「四間道」と、市内で最も古い商店街の一つである「円頓寺商店街」「円頓寺本町商店街」沿いの建物などで展示する。

時 間|
12:00〜20:00(金曜日は21:00まで) 入館は閉館の15分前まで
休館日|
月曜日(祝休日は除く)
豊田市美術館・豊田市駅周辺 T

愛知県のほぼ中央に位置する「豊田市」は、自動車産業を柱とするものづくりのまち。豊田市美術館のほか、豊田市駅と新豊田駅の周辺が会場となる。

【豊田市美術館】
 
時 間|
10:00〜17:30 入館は閉館の30分まで
休館日|
月曜日(祝休日は除く)

【豊田市駅周辺】

 
時 間|
名鉄豊田市駅下、シティプラザ、新とよパーク、豊田市民ギャラリー10:00〜18:00
喜楽亭10:00〜17:00
旧豊田東高等学校10:00〜17:30 入館は、全て閉館の15分前まで
休館日|
月曜日(祝休日は除く)

企画概要

国際現代美術展

国内外の66組のアーティスト・団体の新作を含む作品を展示し、最先端の現代美術を紹介します。愛知県美術館を含む愛知芸術文化センターを中心に、名古屋市美術館、名古屋市内のまちなか(四間道・円頓寺)、豊田市(豊田市美術館及び豊田市駅周辺)での作品展示など、広域に展開します。

音楽プログラム

ポピュラーミュージックを中心とした6企画を展開します。A愛知芸術文化センターでは2組の公演と、「MUSIC & ARTS FESTIVAL」を開催。また、S四間道・円頓寺では日替わりでアーティストが出演する「円頓寺デイリーライブ」や、ステージを拡大した「なごの音楽祭」を開催します。

パフォーミングアーツ

国内外の先鋭的な演劇などの作品を、愛知県芸術劇場を中心に名古屋市内及び豊田市内で14演目上演します。日本初演の海外作品、国内新作が揃うほか、「エクステンション企画」と題し、国際現代美術展の参加アーティストによるレクチャー形式のパフォーマンスや参加型プロジェクトを実施します。

映像プログラム

国内外のアーティスト・団体14組による映画作品15本(日本初上映作品3本、新作1本を含む)を、9月15日から9月29日にかけて、愛知芸術文化センターアートスペースAにて上映します。上映期間中、映画監督や作品に関連するゲストを招き、トークイベントを実施し、作品の魅力などを伝えます。

ラーニング

ラーニングでは、「受け止める、深める、形にする、オーナーシップ」をキーワードに、トリエンナーレにやって来た人たちが、時にお客さんになり、スタッフになり、先生になり、生徒になり、友達になり、仲間になって、トリエンナーレのいろいろな楽しみ方を考えて実践していくプログラムを用意しました。

アートプレイグラウンド

取り組み

アーティスト派遣事業

参加アーティストが県内の学校へ出向き、児童・生徒とともに、ダンボールを使った作品制作を探究していきます。これを活かし、来場者の感性を刺激する公園のような空間を「あいちトリエンナーレ2019」の会場に作り出します。

学校向け団体鑑賞プログラム

地域の児童・生徒に現代美術を楽しんでもらうため、ガイダンスや作品鑑賞ツアーなどを行います。

ボランティア活動

あいちトリエンナーレは、1,200名を超えるボランティア登録者によって支えられています。対話型アート鑑賞を軸とした新たな研修内容によって、アートの専門知識が無くても楽しめる場を整えます。更に専門研修を経たガイドボランティアによる鑑賞ツアーも実施します。

トリエンナーレスクール

参加者同士も相互に学び合えるよう、レクチャーとディスカッションを組み合わせた「トリエンナーレスクール」を、会期中も継続して開催します。

開催目的

新たな芸術の創造・発信により、世界の文化芸術の発展に貢献します。

現代芸術等の普及・教育により、文化芸術の日常生活への浸透を図ります。

文化芸術活動の活発化により、地域の魅力の向上を図ります。

主催

あいちトリエンナーレ実行委員会