ネイチャー・シアター・オブ・オクラホマ+エンクナップグループ
『幸福の追求』
- Photo: Andrej Lamut
パヴォル・リシュカとケリー・カッパーの男女2人によるユニット、ネイチャー・シアター・オブ・オクラホマ。その劇団名は、カフカの小説『失踪者(アメリカ)』の主人公が向かう最終目的地「オクラホマ自然劇場」に由来する。2006年の結成以来、作品ごとに自らの芸術的限界、それを受け取る観客の限界 にチャレンジしており、その独特の脱力系パフォーマンスは、世界各地でカルト的な人気を誇っている。
アメリカ合衆国の建国理念の一つ「幸福の追求(権)」をタイトルに掲げる本作は、世界各地で活動するスロベニアのダンスカンパニー「エンクナップグループ」の製作・出演によるもの。鍛え抜かれたダンサーたちが繰り広げるのは、西部劇のパロディ。仰々しい身振りと文語調のセリフが滑稽さを加速させていくその先に、トランプ以後のアメリカが露わにした誇大妄想とその空虚さが浮かび上がる。
ネイチャー・シアター・オブ・オクラホマ
- 2004年結成
- ニューヨーク(米国)拠点
パヴォル・リシュカとケリー・カッパーが主宰。多数の受賞歴を誇るニューヨークのアート/パフォーマンス集団。「アンサンブル」として初めて共同制作したダンス作品『Poetics: a ballet brut』以降、「作り方がわからない作品を作ること」をモットーに、自らを不可能な状況に置き、自身の無知や違和感を出発点に創作を展開。その場にいる全員が当事者であることを要求するような不穏な状況を提示する作品づくりを目指してきた。身の回りの既製品、ファウンド・スペース(既存の場所)、ふと耳にした発言、観察から見出されたジェスチャーといった素材を過剰なまでに形式化する手法と、並外れた努力よって生み出された彼らの作品は、パフォーマンスの延長にある日常の現実や私たちが生きる世界への認識を変容させてしまう。
- Webサイト
- http://www.oktheater.org
主な作品発表・受賞歴
2019 | 『Die Kinder der Toten』ベルリン国際映画祭、ベルリン(ドイツ)、国際批評家連盟賞受賞 |
2018 | 『No President』デュッセルドルフ(ドイツ) |
2018 | 『Die Kinder der Toten』ネストロイ賞、ウィーン(オーストリア)、ネストロイ特別賞受賞 |
2017 | 『Deutschland 2071』ケルン(ドイツ) |
2016 | 『Pursuit of Happiness(幸福の追求)』リュブリャナ(スロベニア) |
エンクナップグループ
- 2007年結成
- リュブリャナ(スロべニア)拠点
世界的に有名な振付家、ダンサー、イストク・コヴァチが主宰するスロべニアで唯一の常設コンテンポラリーダンスカンパニー。突出した才能のダンサーたちが結集したこのカンパニーは、2009年からリュブリャナ市のモステ地区近郊にあるシュパンスキ・ボルツィ文化センターを拠点に活動。10年前の設立当初から、ジャンルを問わず国内外の振付家、演出家と創作を行い、コラボレーターは30人以上。レパートリーには長編 26作品のほか、ダンス映画などがある。スロべニア国内で年間50ステージ以上を上演するほか、定期的に海外ツアーも行なっている。
公演パンフレット
公演情報
公演日時 |
8月3日(土)19:00 ◎託児サービスあり |
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上演時間 | 100分 | |||
上演言語 | 英語(日本語字幕) | |||
チケット料金 |
一般 3,500円
U25 3,000円 |
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注意事項 | 開演後の入場はお断りする場合がございますので、時間に余裕をもってお越しください 未就学児はご入場いただけません |
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託児 | ■対象公演:8月4日(日)17:00開演 ■利用料 児童1人につき 1,000円 ■お申込み:株式会社トットメイト 0120-01-6069(9~17時) ■申込み締切:8月2日(金)17時まで ◇注意事項 ・感染症に罹患したお子様のお預かりはできません。 ・お申込み時に託児申込書と注意事項を郵送いたします。 そのため、住所、ご連絡先、お名前の漢字をお伺いします。 |
地図
名古屋市芸術創造センター
所在地
愛知県名古屋市東区葵1丁目3−27
バリアフリー
アクセス
・地下鉄桜通線「高岳」駅下車 徒歩5分
・市バス「布池」下車 徒歩2分
・市バス「新栄町」下車 徒歩4分