『Grand Bouquet』
- ©吉開菜央
自分よりも遥かに巨大な力を持つ「黒い塊」を前に言葉を紡ごうとする一人の女の物語。女は伝えたい気持ちを言葉にすることが出来ず、変わりに口から美しい花を吐き出す。本作は、世界的な潮流となった#MeTooなど、個人の告発が世論を動かす昨今の風潮にも影響を受けている。音響や触覚的表現にもこだわったが、一部の表現について刺激が強すぎるという理由で、美術館の意向のもと約50秒が黒塗りして公開されたことで、現在も物議を醸している。
吉開菜央
- 1987年山口県生まれ
- 東京都拠点
映画作家、ダンサー、振付家として活動。日本女子体育大学舞踊学専攻卒業後、東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修了。生き物ならではの身体的な感覚や現象を素材に、「見て、聴く」ことに集中する時間を作り出す。映画『ほったまるびより』が第19回文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門の新人賞を受賞するほか、ミュージックビデオの制作でも評価を受ける。米津玄師のミュージックビデオ『Lemon』では振付を担当し、自身が出演もしている。
主な作品発表・受賞歴
2018 | 『梨君たまこと牙のゆくえ』 |
2017 | 『風にのるはなし』(MôTif映画祭 最優秀実験映画賞) |
2015 | 『ほったまるびより』(文化庁メディア芸術祭新人賞) |
2013 | 『みづくろい』(YCAM架空の映画音楽の為の映像コンペティション優秀賞受賞) |
公演情報
〈日本初上映〉
8月9日(金)21:00 + 上映後Q&A:吉開菜央(監督)/会場:ミッドランドスクエア シネマ
[愛知芸術文化センター12階アートスペースAでの上映]
9月15日(日)16:30 +上映後トーク:吉開菜央(監督)、津田大介(あいちトリエンナーレ2019芸術監督)
9月16日(月・祝)11:00/11:20/11:40
9月23日(月・祝)15:00/15:20/15:40
9月28日(土)15:30/15:50/16:10
他上映作品を含む映像プログラム全体のタイムテーブルはこちらをご参照ください。
eizo_chirashi_AT2019 0911.pdf〈映像プログラムチラシ(4.4MB)〉
作品情報
2019/15分
チケット情報
[8月9日(金)会場:ミッドランドスクエア シネマ]
特別オールナイト上映は別途チケットが必要になります。ご注意ください。
[9月15日、16日、23日、28日の愛知芸術文化センターでの上映について]
各回15分前開場・入場整理番号順でのご入場/180席/全席自由/上映開始後入場不可
◉9月16日(月・祝)11:20/11:40、9月23日(月・祝)15:20/15:40、9月28日(土)15:50/16:10の上映回は各回5分前開場予定となります。
◉国際現代美術展「1DAYパス」「フリーパス」にてご入場いただけます。愛知芸術文化センター(12階)アートスペースA会場受付にてご提示ください。「1DAYパス」は当日のスタンプが押された日のみ有効。複数日にわたりご覧いただく場合は「フリーパス」が必要になります。
◉上映日ごとに、その日の最初の上映の30分前から愛知芸術文化センター12階受付にて全ての上映の入場整理券を配布いたします。満席の際はご入場いただけない場合があります。
地図
愛知芸術文化センター アートスペースA(12F)
所在地
愛知県名古屋市東区東桜1丁目13−2
愛知芸術文化センター 12階
バリアフリー
アクセス
・瀬戸線「栄町」駅下車 徒歩5分