『さよならテレビ』
- ©︎東海テレビ
2018年に東海テレビローカルで放送されたドキュメンタリーだが、全国の映像制作者たちから大きな反響を生んだ東海テレビ開局60周年記念番組。東海テレビ報道部に、自社のドキュメンタリー班が密着取材。視聴率とジャーナリズム、労働と人間疎外、そして過去の放送事故など、テレビ報道の生々しい現場を、カメラが赤裸々に映し出す。テレビ局の顔であるアナウンサー、ベテランの外部スタッフ記者、若き契約社員らに焦点を置き、放送現場に随伴し日々起きていることを記録してゆく。随所に「演出」を感じさせるこの番組は、どこまでが事実で、どこからが演出なのか、見る側のリテラシーを問い直す。
東海テレビ放送
- 1958年愛知県にて開局
1958年に開局した愛知・岐阜・三重の中京広域圏を放送エリアとするテレビ局。本社は名古屋市。独自に長期間の取材を重ねたドキュメンタリー番組が、近年高い評価を得ている。これまで数々の意欲作を発信しており、過去11作品を数える「東海テレビドキュメンタリー劇場」と冠されたシリーズは、ソフト化はせず、全国の映画館での上映を継続している。愛知県春日井市の高蔵寺ニュータウンに住む老夫婦を追った『人生フルーツ』(2016)は全国的なロングラン・ヒットとなり、『ヤクザと憲法』(2015)では表現と放送コードについても一石を投じた。東京キー局ではない、テレビ局製作ドキュメンタリー作品の可能性を独自に拡張し続けている。
主な作品発表・受賞歴
2016 | 『人生フルーツ』 |
2015 | 『ヤクザと憲法』 |
2014 | 『神宮希林』 |
2012 | 『約束 名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯』 |
2010 | 『平成ジレンマ』 |
公演情報
9月22日(日)14:30 +上映後トーク:圡方宏史(ディレクター)、阿武野勝彦(プロデューサー)、津田大介(あいちトリエンナーレ2019芸術監督)
9月25日(水)13:30
9月28日(土)11:00
他上映作品を含む映像プログラム全体のタイムテーブルはこちらをご参照ください。
作品情報
2018/77分
言語:日本語
字幕:英語
チケット情報
[あいちトリエンナーレ2019国際現代美術展チケットでご鑑賞いただけます]
各回15分前開場・入場整理番号順でのご入場/180席/全席自由/上映開始後入場不可
◉国際現代美術展「1DAYパス」「フリーパス」にてご入場いただけます。愛知芸術文化センター(12階)アートスペースA会場受付にてご提示ください。「1DAYパス」は当日のスタンプが押された日のみ有効。複数日にわたりご覧いただく場合は「フリーパス」が必要になります。
◉上映日ごとに、その日の最初の上映の30分前から愛知芸術文化センター12階受付にて全ての上映の入場整理券を配布いたします。満席の際はご入場いただけない場合があります。
地図
愛知芸術文化センター アートスペースA(12F)
所在地
愛知県名古屋市東区東桜1丁目13−2
愛知芸術文化センター 12階
バリアフリー
アクセス
・瀬戸線「栄町」駅下車 徒歩5分