『愛と法』
- © Nanmori Films
大阪で法律事務所を営む南和行(カズ)と吉田昌史(フミ)は、公私ともにパートナーの弁護士夫夫(ふうふ)。セクシュアル・マイノリティ、養護が必要な子供たち、「君が代」斉唱の際に席を立たなかったことで処分された学校教諭、性器をモチーフにした作品が罪に問われた女性アーティスト、無戸籍の男性。日本中の「当たり前」から外れてしまった人々が、二人の元へやってくる。そんなカズとフミが暮らす家に、ある日一人の少年が居候として加わる。本作では、血縁関係や、法的根拠が無くとも、人と人との間に生じる情が取り上げられる。個人の自由や、家族のあり方に対し、決して主義主張を押し付けることなく、隅々までやさしく描く。
戸田ひかる
- 1983年神奈川県生まれ
- 大阪府拠点
10歳から22歳までオランダで過ごす。ユトレヒト大学で社会心理学、ロンドン大学大学院で映像人類学とパフォーマンスアートを学ぶ。リサーチャーとして対象の生活現場に身を置き、観察・記録する態度は、その時代に培われた。その後、ロンドンを拠点とし10年間、ディレクター・編集者として世界各国で映像を制作。作品は、NHK、BBC、ABC、The Guardianなどで放送されたほか、メルボルン国際映画祭など多数の国際映画祭で上映。22年ぶりに日本に引っ越してきた「部外者」として、感じた疑問を追いかけ辿り着いた『愛と法』で各賞を受ける。
主な作品発表・受賞歴
2017 | 第30回東京国際映画祭「日本映画スプラッシュ」部門作品賞 |
2018 | 第42回香港国際映画祭最優秀ドキュメンタリー賞受賞作品(香港) |
公演情報
9月22日(日)11:00 +上映後トーク:戸田ひかる(監督)、津田大介(あいちトリエンナーレ2019芸術監督)
9月24日(火)13:30
他上映作品を含む映像プログラム全体のタイムテーブルはこちらをご参照ください。
作品情報
2017/94分/配給:東風
言語:日本語
字幕:英語
チケット情報
[あいちトリエンナーレ2019国際現代美術展チケットでご鑑賞いただけます]
各回15分前開場・入場整理番号順でのご入場/180席/全席自由/上映開始後入場不可
◉国際現代美術展「1DAYパス」「フリーパス」にてご入場いただけます。愛知芸術文化センター(12階)アートスペースA会場受付にてご提示ください。「1DAYパス」は当日のスタンプが押された日のみ有効。複数日にわたりご覧いただく場合は「フリーパス」が必要になります。
◉上映日ごとに、その日の最初の上映の30分前から愛知芸術文化センター12階受付にて全ての上映の入場整理券を配布いたします。満席の際はご入場いただけない場合があります。
地図
愛知芸術文化センター アートスペースA(12F)
所在地
愛知県名古屋市東区東桜1丁目13−2
愛知芸術文化センター 12階
バリアフリー
アクセス
・瀬戸線「栄町」駅下車 徒歩5分