『民族の祭典』
(「オリンピア」第一部)

  • ©️ 2019 International Olympic Committee - all rights reserved

A89a

1936年にナチス政権下のドイツで開催された夏季オリンピック、ベルリン大会の公式記録映画「オリンピア」の第一部。この大会で初めて実施された聖火リレーや、開会式、各種陸上競技が映される。スポーツをスペクタクルに捉えるための、大かがりな移動撮影や高速度撮影など、当時の先端的な映像表現が評価され、1938年のヴェネツィア国際映画祭で最高賞を獲得。映画史上に残るスポーツ映画の金字塔となった反面、プロパガンダに活用された映画として、監督を務めたレニ・リーフェンシュタールと共に、常に評価が分かれる。

レニ・リーフェンシュタール

  • 1902年ベルリン(ドイツ)生まれ
  • 2003年ペッキング(ドイツ)にて没
  • Photo by urcameras (CC PDM 1.0)

ドイツの映画監督、写真家。山岳映画の先駆者であるアーノルド・ファンクの映画に出演し、俳優として活動したのち、1934年のナチス党大会の記録映画『意志の勝利』(1935)と、1936年のベルリン・オリンピックの記録映画「オリンピア」(『民族の祭典』『美の祭典』)(1938)が、ナチス政権のプロパガンダ映画として機能したことから生涯にわたり強い非難を浴びる。第二次世界大戦後、作品において追求したのは、芸術であり美でありプロパガンダではないという主旨の発言を繰り返しており、没するまで彼女には戦争責任への加担の意識はなかった。

公演情報

9月19日(木)13:30

9月25日(水)15:30

他上映作品を含む映像プログラム全体のタイムテーブルはこちらをご参照ください。

〈映像プログラムチラシ(4.4MB)〉

作品情報

1938/127分

言語:ドイツ語

字幕:英語

チケット情報

各回15分前開場・入場整理番号順でのご入場/180席/全席自由/上映開始後入場不可

◉無料上映

◉上映日ごとに、その日の最初の上映の30分前から愛知芸術文化センター12階受付にて全ての上映の入場整理券を配布いたします。満席の際はご入場いただけない場合があります。

地図

愛知芸術文化センター アートスペースA(12F)

所在地

〒461-8525
愛知県名古屋市東区東桜1丁目13−2
愛知芸術文化センター 12階

バリアフリー

各会場のバリアフリー対応状況は【こちら】

アクセス

・東山線または名城線「栄」駅下車 徒歩5分
・瀬戸線「栄町」駅下車 徒歩5分

問い合わせ

052-971-6111