『ハイ・ライフ』
- © 2018 PANDORA FILM - ALCATRAZ FILMS
太陽系をはるかに超え、漆黒の宇宙に突き進む一隻の宇宙船「7」。その9人のクルー全員が、死刑や終身刑を告げられた重犯罪者たちである。彼らは、同乗する謎の科学者で医師のディブスの実験に参加することで重い刑罰を免除されたが、それは地球へ帰る保証のない旅だった。重犯罪者と宇宙船という、我々の日常の想像力を遠く超えた設定によって、嫉妬、怒り、欲望など様々な感情の根底が露わになり、究極の密室から逃れられないまま生殖し、子孫を残し、家族を形成する意味が突きつけられる。なお、本作には美術監修として現代美術家のオラファー・エリアソンが参加している。ドゥニにとって初のSF映画にして、初の英語作品。
クレール・ドゥニ
- 1946年パリ(フランス)生まれ
- パリ(フランス)拠点
映画監督、脚本家。12歳までアフリカ各地で暮らし、14歳でフランスに戻る。パリの高等映画学院で学んだのち、ロベール・アンリコ、ヴィム・ヴェンダース、コスタ=ガヴラス、ジャック・リヴェットなどの名だたる監督のもとで助監督を務める。『ショコラ』(1989)で初めて監督・脚本を手掛け、カンヌ国際映画祭コンペティション部門、セザール賞にノミネートされる。1950年代末、アフリカ独立前のフランス領カメルーンでの人種的緊張を描いた半自伝的な物語は、広く批評家の称賛を受けた。以後、ホラーから、恋愛ものまで幅広いジャンルの監督作をコンスタントに発表している。
主な作品発表・受賞歴
2017 | 『レット・ザ・サンシャイン・イン』 |
2013 | 『バスターズ ―悪い奴ほどよく眠る― 』 |
2009 | 『35杯のラムショット』 |
2001 | 『ガーゴイル』 |
1999 | 『美しき仕事』 |
1996 | 『ネネットとボニ』 |
1994 | 『パリ、18区、夜。』 |
1988 | 『ショコラ』 |
作品情報
2018/113分/配給:トランスフォーマー
PG12作品:12歳未満の方は、保護者の助言・指導が必要です。
言語:英語
字幕:日本語
チケット情報
[あいちトリエンナーレ2019国際現代美術展チケットでご鑑賞いただけます]
各回15分前開場・入場整理番号順でのご入場/180席/全席自由/上映開始後入場不可
◉国際現代美術展「1DAYパス」「フリーパス」にてご入場いただけます。愛知芸術文化センター(12階)アートスペースA会場受付にてご提示ください。「1DAYパス」は当日のスタンプが押された日のみ有効。複数日にわたりご覧いただく場合は「フリーパス」が必要になります。
◉上映日ごとに、その日の最初の上映の30分前から愛知芸術文化センター12階受付にて全ての上映の入場整理券を配布いたします。満席の際はご入場いただけない場合があります。
地図
愛知芸術文化センター アートスペースA(12F)
所在地
愛知県名古屋市東区東桜1丁目13−2
愛知芸術文化センター 12階
バリアフリー
アクセス
・瀬戸線「栄町」駅下車 徒歩5分