モニラ・アルカディリ
『髭の幻』
16歳でクウェートから日本に留学し、東京藝術大学で博士号を取得という異色の経歴を持つモニラ・アルカディリ。生まれ育った中東世界への鋭いまなざしと、幼い頃から心酔してきた日本のアニメ文化を混交させた映像やパフォーマンスを創作してきた。その作品は、聖と俗、男と女、死者と生者、善と悪など宗教や社会のなかで二分化された事象を攪拌し、独特な悲哀とユーモアによって越境する。
今回、ウィーン芸術週間、クンステンフェスティバルとあいちトリエンナーレが共同製作する新作は、彼女自身が留学中、霊媒師に「あなたには40人の先祖の霊が取り憑いている」と透視された体験から出発する。40人の髭面の男達は、なぜ成仏できずに彼女と行動をともにしているのか? 砂漠の遊牧民の血塗られた歴史、それらを消去・忘却する中東アラブ史の空白とは?
ドイツの映像作家グループTransformaやインドネシアのメタルバンドSenyawaといった才能も世界各地から集結。日本のアニメ的想像力とアラブ世界への鋭い眼差しが交錯する、痛快パフォーマンス。
モニラ・アルカディリ
- 1983年ダカール(セネガル)生まれ
- ベルリン(ドイツ)拠点
主な作品発表・受賞歴
2018 | 第9回アジア・パシフィック・トリエンナーレ、ブリスベン(オーストラリア) |
2018 | 第6回アテネ・ビエンナーレ、アテネ(ギリシャ) |
2017 | 個展「The Craft」ガスワークス、ロンドン(英国) |
2017 | 『Feeling Dubbing(吹き替え感)』クンステン・フェスティバル・デザール、 ブリュッセル(ベルギー) |
2017 | 第20回ビデオブラジル現代アートフェスティバル、サンパウロ(ブラジル) |
公演パンフレット
公演情報
公演日時 |
9月5日(木)19:00 ★津田大介(あいちトリエンナーレ2019 芸術監督) ◎託児サービスあり |
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上演時間 | 50分(予定) | |||
上演言語 | アラビア語・日本語(日本語・英語字幕) | |||
国際共同製作 | ウィーン芸術週間 クンステン・フェスティバル・デザール |
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チケット料金 |
一般 3,000円
U25 2,500円 (当日券はそれぞれ+500円)
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注意事項 | 未就学児はご入場いただけません | |||
託児 |
■対象公演:9月8日(日)14:00開演 ◆問い合わせ・申し込み |
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その他 |
「大ナゴヤツアーズ」コラボツアー |
地図
愛知県芸術劇場小ホール(B1)
所在地
愛知県名古屋市東区東桜1丁目13−2
愛知芸術文化センター 地下1階
バリアフリー
アクセス
・瀬戸線「栄町」駅下車 徒歩5分