【あいトリNAVI × LIVERARY】あいトリに行ってみた!ラリー⑩宮下香代
「あいトリNAVI」×「LIVERARY」によるコラボ企画「あいちトリエンナーレ2016に行ってみた!ラリー」がスタート。あいちトリエンナーレに関わる人々、その街に住む人々などが、人から人へとつなぎながら、いろいろな視点で街やイベントや魅力を紹介していきます。第十回目は、紙造形作家の宮下 香代さんにお話を伺いました!
「あいトリNAVI」×「LIVERARY」あいちトリエンナーレに行ってみた!ラリー
⑩宮下香代(紙造形作家 / スタジオマノマノ)
Q1. まずは自己紹介をお願いします。
主に紙を用いてオブジェ、モビールなどを制作しています。また、名古屋の今池にある「スタジオマノマノ」の企画運営に参加しています。
Q2. トリエンナーレのどこの会場に行きましたか?
豊橋会場の芸術劇場PLAT、開発ビルに行きました。
Q3. 観て面白かった、良かった、心に残った作品を1~3つほど教えてください。
開発ビルは各フロアで一人ずつ展示をしていて、エレベーターで10階に先ず上がり、階段を降りながら観る充実した展示でした。その中から「静と動」対照的な二人に惹かれました。
「静」は5階の久門剛史。静寂の中にいることで自分の中に広がっていく時間と空間。過去のことを思い起こさせるような装置が日暮れ時の薄暗い部屋に置かれていて昼寝から覚めた後のような懐かしく穏やかな気分になりました。
「動」は6階の小林耕平。「東海道中膝栗毛」をもとにその話にまつわるオブジェについて問答を繰り返し、映像に記録していった作品。少しばかばかしいと思えるような事に対して大真面目に寡黙に取り組む様子に段々引き込まれてしまいました。会場で鑑賞するのもいいけれど、友人たちと一緒にその映像と問答しながらお酒でも飲みたい作品でした。古い開発ビルの階段も魅力的。
Q4. 会場の近くでおススメのお店、スポットなどがあれば教えてください。
喫茶「ぐろった」。(愛知県豊橋市駅前大通1-114)いい感じのジャズ喫茶。ずいぶんと暑い日だったのでクリームソーダを注文しました。
Q5. 好きなアーティストを教えてください。またその魅力や理由も。
nakaban。
画家。油絵、ドローイング、版画、立体などを制作するほか絵本や本の装画、ロゴマークなど活動は多岐に渡ります。「ランテルナムジカ」というユニット活動ではトウヤマタケオのピアノと共に絵を描き、手製の幻燈器を使って映し出すライブを各地で行っています。(公式Webサイト→ http://www.nakaban.com/ )
Q6. 最後にひとこと。
美術の展示は基本的には一人で行くのが一番いいと思っていますが、トリエンナーレなど各所を見て回るイベントは気の合った人と歩き回る事が楽しむ秘訣?のような気がします。
◎nakaban個展
at スタジオマノマノ & バブーシュカ ※10月16日(日)まで開催中。
同時に2カ所で開催中です。ぜひお出かけください!