【公式ガイドスタッフによる裏ガイド 】 ⑤無料でみる!あいトリ[ナゴヤ街なか編]

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たぶん大好評!の「無料でみる!あいトリ」の第2弾は、名古屋市内市街地にターゲッティング。あいちトリエンナーレは愛知県芸術文化センターをメイン会場としながらも、レトロなビルや地下鉄構内など、市内の意外な場所にも作品が展示されている。有料、無料の判別は芸文センター以上に難しいので、とにもかくにも展示場所へ。

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名古屋市美術館のある白川公園は、地下鉄伏見駅から南へ徒歩10分ほど。

スタートは白川公園内の名古屋市美術館から。美術館内は全エリアでチケットの提示が必要になるが(当たり前だが)、入口付近で展示されているジョアン・モデの「NET Project」は、無料で鑑賞、参加することができる。

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3会場で作られた作品が最終的にひとつになるという試み。目指すは全会場での参加。

パスのない皆さんはここで北へ足を運ぼう。長者町付近に向かいつつ地下鉄伏見駅に潜入。構内の旧サービスセンターで映像作品の展示を行っている。展示場所の意外性含めて楽しみたい。

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コンビニエンスストア隣接と、ホスピタリティはあいトリ随一の作品。時間によっては人通りの多い場所なので、交通の妨げにならないよう気をつけよう。

展示作品はないが、公式ガイドブックにも紹介されている伏見地下街も立ち寄りたい。映像作品展示場所からはホームを通過する必要があるので、いったん地上に出て、別の出入り口から進入する。ここでは、いまだ地下街に溶け込む前回開催時の作品、打開連合設計事務所による「長者町プリント」を見ることができる。

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前回開催時の人気フォトスポットはいまだ健在。

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地下街入り口の近未来SF感も最高だ(特に夜!)。

地下街にある公式ガイドブックも置いてもらっている書店「Bibliomania」は、店頭に「月刊ムー」コーナー設置と、異彩を放つ商品ラインナップが神々しい。

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「Bibliomania」はトリエンナーレ出展作品でもある「d design travel 愛知」にも掲載。サイバーパンク小説の金字塔「ニューロマンサー」の素敵なエピソードとともに掲載されている。まさにナゴヤシティ・ブルース。

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「Bibliomania」での戦利品。トリエンナーレのテーマは“旅”ということで藤子不二雄A先生の「ワールド漂流記」(初めて見た)、そして愛知県のアート系イベントの元祖?89年開催「世界デザイン博」の高級ペナントを購入。

伏見地下街を出ると、そこは長者町会場。まずは学書ビルのナターシャ・サドゥル・ハギギャンの作品へ。続いて徒歩1分ほど、アートラボあいち長者町も無料で観覧可能。旧玉屋ビルの壁面には、「リゴ 23」による前回展示作品も残る。アートラボあいち長者町スタッフさんお手製の長者町マップも素晴らしく、個人的にはこれも作品のひとつとしてカウントしたいほどだ。

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思わず写真に撮ってスマホに保存したお手製の長者町マップ。なんと前回、前々回展示作品も記載。

→まだある!あいちトリエンナーレ無料ツアーはもう少し続いてしまいます。

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