【公式ガイドスタッフによる裏ガイド 】 ⑤無料でみる!あいトリ[ナゴヤ街なか編]
長者町会場にはショーウィンドウ感覚で見られる作品も。「大愛知なるへそ新聞」はまるで号外が配られたがごとく展示。「ハッサン・ハーン」は岡崎会場展示の音と光とあわせて体験することで、より理解が広がる作品だ。
毎日見ていくと部分的に記事が差し替わっていく。なるへそ~。職場がお近くなら通勤途中に毎日確認したい。
「ハッサン・ハーン」の作品は見る角度によって見え方が変化する。
そして、これが無料展示かと驚かされたのが損保ジャパン日本興亜名古屋ビル。芸文センターと豊橋会場にも印象的な作品を展示している、大巻伸嗣の作品を見ることができる。愛知県美術館で発表している「Echoes-Infinity」シリーズが話題だが、ここで展示しているのは、まさにそれと対をなすもの。他展示から少し離れてはいるが、ぜひこちらも体感してほしい。
目印はこちらも大巻伸嗣デザインのプリウス。入り口はそのすぐ脇。
これで打ち止めにしてもよかったが、休憩ついでに、さきほど街頭で見た「大愛知なるへそ新聞」編集室のある中央広小路ビルへ。レトロなビルにピッタリな編集部を覗くことができる。
編集室内にはあいちトリエンナーレ公式ガイドブックも置いてくれてます!
実はここはチケットが必要なエリア。なぜ足を運んだかというと、「コメダ」「べら珈琲」の2大ナゴヤ喫茶店が揃う夢のビルなのである。というわけで、男は黙って「べら珈琲」の名物ウインナーコーヒーをしっかり飲んできた。実は甘いものが苦手だったりするのですが、これだけ歩いた後だと、さすがに癒やされました。
ウインナーコーヒーはもちろん有料です!
これにて、無料でみる!あいトリ[ナゴヤ街なか編]は終了。次回はさらに迷惑なことに、岡崎市、豊橋市にも図々しさを振りまきに参ります!
TEXT:阿部慎一郎