【公式ガイドスタッフによる裏ガイド 】 ④無料でみる!あいトリ[芸文編]

そして10F愛知県美術館。本展のメイン展示会場だが、ここもいくつかの作品が無料で見ることができる。なんとメインビジュアルである、ジェリー・グレッツィンガーによるジェリーズマップは無料エリア。その隣に展示されているカワヤン・デ・ギアの作品も同様だ。両作品とも美術館内なので、一瞬躊躇するかもしれないが気にせず進入してほしい。

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公式ガイドブック、ポケットマップの位置はどこかな……と。

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よーく見るとすべて35mmのセルロイドフィルムで作られている。足元も実は車輪ではなく……。

さらに美術館の無料スペースから扉を開けると、屋上庭園に出ることができる。ヴァルサン・クールマ・コッレリの作品が屋上に、そこに至る階段に展示されている。

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ちょっとした隠し通路的な雰囲気も。

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屋上庭園へは12Fからも入れるが、この展示を見れるのは10Fからの通路を使った時だけ。

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ヴァルサン・クールマ・コッレリによる作品は、なんと愛知県産の素材を使用したもの。

いよいよ芸文センターでの無料ツアーも、最終局面を迎えようとしている。ラストを飾るのは、10Fから階段で上がることができる展望回廊だ。SNSにも多くの写真があがっている田島秀彦による《6つの余地と交換可能な風景》が展示されている。

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展望回廊は真夏には凄まじい暑さを記録。実はのんびり見られるこれからの季節がおすすめである。

以上、愛知県芸術文化センター内の無料展示を回ってみた。
次回は図々しさにさらに磨きをかけ、長者町会場に足を運ぶ予定だ。

TEXT:阿部慎一郎

   

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