【レポート】豊橋会場、休館日でした……。

豊橋-top

豊橋エリアは大きく分けてPLAT会場、水上ビル会場、豊橋駅前大通会場の3箇所で行われているのですが、水上ビル会場と豊橋駅前大通会場の休館日が水曜日ということを把握せず、とある水曜日、元気に豊橋会場へ向かった筆者。参考になるかは不明ですが、豊橋会場をレポートします。

金山駅からJRの新快速に乗り1時間弱で着いた、豊橋駅。新幹線も停まる駅なのでとても大きいです。改札を出るとすぐ、会場へのアクセスが書かれた幕がかかっていてありがたい。PLAT会場、水上ビル会場は南口。豊橋駅前大通会場は東口から出ます。

今回は駅から一番近そうなPLAT会場から回ることに。南口から外へ出て線路沿いのスロープを歩いていくと、左手に水上ビルが。大きなビルをはさんで左右に道路があるので、なんだか不思議な光景です。その水上ビルの目と鼻の先にあるのが穂の国とよはし芸術劇場 PLAT会場です。豊橋駅南口から屋根付きのスロープで繋がっており、徒歩3分ほどで到着します。

電車
右手には何本もの線路がのびる豊橋駅のホームが見えます

水上ビル
スロープから見ると、水上ビルの形がよくわかるのでおすすめ

まずは、ジョアン・モデさんの「NET Project」のある1階へ。参加者がひもを結び繋ぎ合わせていくという、誰でも気軽に参加できる作品。この日はトリエンナーレが開幕して約1ヵ月後でしたが、既に沢山のひもが繋がれていてとてもキレイでした。この作品の参加企画は名古屋、岡崎の会場でも行っており、最終的には1箇所にまとめて展示されるそう。

ジョアン・モデ01
ひもの種類や長さ、結び方は人それぞれ。自分なりの方法で参加しよう

ジョアン・モデ02◎
ひもやハサミは用意されているので手ぶらでOK


次は会場内の作品へと思い会場のドア前に立ったとき、こんな貼り紙が目に止まりました。

休館日◎


休館・・・!?

水上ビル会場と豊橋駅前大通会場が本日休館日だということを筆者はこのとき知ったのです。そして、私の後にも同じく休館日と知らずに豊橋に足を運んだ方がいらっしゃったので、今後のために豊橋エリアの休館日情報を書いておきます。

・PLAT会場 → 10月17日(月)
・水上ビル会場・豊橋駅前大通会場(はざまビル大場・開発ビル)→ 9月28日(水)、10月12日(水)

他エリアの詳しい休館日情報は公式HPの休館日ページでチェックしてください。※公式ガイドブックのP136・P137にも記載があります。

ということで、PLAT会場のみになってしまいますが、作品を紹介します。入口を入ってすぐのところにあるのは大巻伸嗣さんの作品「重力と恩寵」です。天井近くまでのびる大きなつぼの上部に発光体が浮かんでおり、数分ごとに下に降りてきます。すると、光に照らされたつぼの柄がくっきりと浮かび上がり、よりしっかりと模様を楽しむことができます。筆者は昼間に見たのですが、夜は館内を暗くして行うそうなので、時間に余裕がある方は、昼間と夜の見え方の違いを楽しむのも一つだと思います。

大巻さん01
高さ7メートル、最大直径4メートルの巨大な作品は圧巻

大巻さん02
光が下に降りてくると、こんなにもくっきり模様が浮かび上がります

名古屋、岡崎会場でも展示されているウダム・チャン・グエンさんの映像作品「機械騎兵隊のワルツ」も上映されていました。耳に残るワルツとカラフルな映像に引き込まれます。筆者は2回、鑑賞しました。

グエンさん◎
鑑賞用のイスも用意されているので、じっくり見られるのが嬉しい

最後は、複数のアーティストがコンセプトに沿った作品を出展し合う企画性のある展覧会「コラムプロジェクト」。PLAT会場では、鳥をテーマにした「鳥の歌― メッセンジャーの系譜学」を開催。水上ビル会場に作品を出展しているラウラ・リマさんの鳥の絵画は展示方法がユニークで、実際に屋外で鳥を眺めている気分に。他にもそれぞれのアーティストが鳥を連想した作品を出展しているので、いろんな角度から鳥に触れられました。

コラムプロジェクト◎
どこかで見たことがあるような……と思っていたら、日銀の外壁でプロジェクションを行った石田尚志さんの作品でした

★石田尚志「絵馬・絵巻/プロジェクション」の記事はコチラ!

以上がPLAT会場で見ることができる作品です。こちらの会場は全て無料だったので、アート初心者さんにもおすすめです!みなさんは休館日に注意して、ぜひ3会場制覇を達成してください。

この豊橋エリアは3会場の距離がとても近く徒歩で移動ができるので、街歩きをしながら作品に触れられるのも魅力です。筆者が会場周辺を散策し、見つけたお店を少しだけご紹介します。
路面電車の駅前駅から約徒歩5分、今年の5月にできたばかりの「久遠チョコレート豊橋本店」さん。ガラス張りのオシャレな外観からは、キレイに並べられたチョコレートがずらり。こちらは、全国の障害のある方によるハンドメイドチョコレートブランドだそうです。アップルティー味や豊橋特産の次郎柿と緑茶を使用した「豊橋テリーヌ」など、他では食べられないチョコレートが多数。お土産にいかがですか。

久遠01
ディスプレイもオシャレなチョコレート

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