愛知芸術文化センターを鮮やかに彩る地元作家・田島秀彦の制作現場へ

IMG_7855

メイン会場の「愛知芸術文化センター」11階の展望回廊にて制作を行っている田島秀彦(1973年岐阜県・各務原市生まれ)は、装飾タイルの絵柄を用いた平面や立体作品によって、無国籍で装飾的な空間を生み出すアーティスト。今回の参加にあたっては、「思い入れの強い国際展なので参加できて嬉しいです。自分らしい展示にしたいと思います」と抱負を語った。

今回ここで発表するのは、《6つの余地と交換可能な風景》と名付けられた新作で、“遊牧民の仮設の部屋”をイメージしたインスタレーションを、1日の時間経過による変化も含めて楽しませてくれるという。

まず、眼下に栄の街を望む回廊の大きな窓1枚1枚に5色のカラーフィルムを貼り、今回のトリエンナーレ全体テーマ《虹のキャラヴァンサライ 創造する人間の旅》も表す鮮やかな虹色の空間を創出。通路には、オーガンジーで仕切った6つの空間を設け、タイルをトレースした18cm四方の作品約40点と風景写真約50点や、小さな観葉植物などを壁に展示するという。

IMG_7832

また、天井からは18灯の電球を吊るし、その明かりとカラーフィルムを通した外光によって生まれる光と色の変化も作品の一部に。朝、昼、夕方、夜とさまざまな表情を見せる空間を内部から鑑賞するのはもちろん、夜は外から見るとまるでランタンが並んでいるような幻想的な光景も見られるため、隣接するオアシス21や栄の街から眺めてみるのもおすすめだ。

田島の作品はこのほか、岡崎の六供会場でも展示されるので、こちらもぜひ覗いてみよう。

TEXT:望月勝美

 

サイドナビ