現代アートを身近に感じていただくとともに、あいちトリエンナーレ2013の概要を知っていただくため、リーフレットを作成し、愛知県内の小・中学校、高等学校、特別支援学校及び中等教育学校等の全児童・生徒に配布しました。
【おもて面】
出品作家の一人で世界的なアーティスト オノ・ヨーコ氏が1964年に発行した作品集『グレープフルーツ』から、「インストラクション・アート(指示する芸術)」と呼ばれる言葉を使った3作品を年齢層別に選び、リーフレットのために新たに和訳したものです。
小学校低学年 |
街の作品 街中の水たまりに足を踏み入れなさい。 |
1963年秋 |
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小学校高学年 |
影の作品 あなた達の影がひとつになるまで、 重ね合わせなさい。 |
1963年 |
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中学生・高校生 |
鼓動の作品 心臓の鼓動を聞きなさい。 |
1963年秋 |
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※ 特別支援学校の児童・生徒については、年齢別に配布。
【うら面】
現代アートの魅力を伝え、トリエンナーレへの興味を引き出すよう、「やってみよう!」などアクションを促す言葉を用いながら、おもて面の作品が持つ意図を説明するとともに、トリエンナーレの開催概要を紹介しています。
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- オノ・ヨーコ(ONO Yoko)
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1933年東京都生まれ。哲学を研究後、20歳のときに渡米。1959年から、ニューヨークを拠点に活動を開始。
1960年にチェンバース・ストリートにあった彼女のロフトを先鋭的なパフォーマンスに開放し、1950年代の彼女の概念的な作品を展示。1966年に活動の拠点をロンドンに移す。同年11月に個展を開催した際、その会場でビートルズのメンバーであったジョン・レノンと出会う。レノンと共同での『ベッド・イン』『戦争は終わった』(いずれも1969年)のイベントの開催後も、社会に対するメッセージ性の強い先鋭的なコンセプチュアルアーティストとして、そして音楽家、平和運動家として高い評価を受けている。2009年6月にヴェネツィア・ビエンナーレで生涯業績部門の金獅子賞を受賞。 ニューヨーク在住。