2012年結成、三重県を拠点に活動
三重大学の建築学科生・卒業生を中心とした集団。様々な目的を持つ人々が集まる場をつくり出す。建築の視点からその場の持つ可能性を探り、まちへと展開していく。
現代社会において人間は自らの行為によって、煩わしいものをまるで間伐するように関係を断ち切っている。都市(森)は誰が制御するわけではなく、無主性を帯びた環境下で、それぞれが意思を持ちながら育ち、そこには多種多用な世界が広がっている。
長者町で生活する人、生業を持つ人、訪れた人。ある一つのものをつくりだす時の高揚感と一体感、そしてこの場所に存在しているという感覚が、制作に加わった人々に生まれる。その媒介となるどこにも属さない存在、私たち媒介者が仕掛ける祭り、それが「寄木」である。
木になれず森になれなかった間伐材が互いに寄り添う。自然でもない、人工でもない、何でもない存在。どこにも属さない存在は自然・人工の媒介となり関わりをつくる。
《寄木》 yosegi 2013 |