あいちトリエンナーレ

ニュース

2008.07.29

芸術監督が選任されました。

このたび、あいち国際芸術祭(仮称)の芸術監督が、建畠晢氏(たてはた あきら・独立行政法人国立美術館理事、国立国際美術館館長)に決定しました。

建畠 晢氏
1947年8月1日京都府生まれ
独立行政法人国立美術館理事、国立国際美術館館長

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記者発表の様子

抱負を語る建畠芸術監督

【略歴】

早稲田大学文学部仏文学科卒業後、文化庁、国立国際美術館研究官、多摩美術大学教授を経て、2005年から国立国際美術館長。1990年と1993年に、ヴェネツィアビエンナーレの日本パビリオンコミッショナーを務めたほか、2001年の第1回横浜トリエンナーレでは4人のアーティスティック・ディレクターのうちの1人。
その他、釜山ビエンナーレでエキジビション・ディレクティング・チームのメンバーを務めるなど、国際的な芸術祭の経験が豊富。

7月29日(火)に、記者発表が行われました。

【抱負の内容】

第1回目の芸術監督ということで、身が引き締まる思いである。
まだ、指名されたばかりで、具体的なことは言えないが、現段階では次の3点を考えている。

[ 1 ] 時代の最先端(cuttingedge)で起きている現代美術の動向を国内外の人たちに紹介する企画としたい。トリエンナーレとして継続していくことを目指すということは、その時々の最先端の美術を見せていく必要がある。

[ 2 ] スケールメリットを活かし、多くの人々をまき込んだ演出をしたい。
美術館の中だけの展覧会と違い、公園、広場、既存の建物等を活用し、多くの人々を巻き込んだ展開を目指し、普段、現代美術になじみのない人にも参加してもらえる演出を考えたい。

[ 3 ] 現代美術を中心とした展開の中に、他のジャンルをクロスオーバーさせたものを積極的に見せていきたい。
芸文センターの複合機能を活かし、現代美術とパフォーマンス、音楽など舞台芸術も積極的に取り込んでいきたい。