下道基行作品《14歳と世界と境》について
下道基行さんは、愛知県内の中学校で特別授業を行い、生徒たちから、身の回りの「世界」や「境界線」についての物語を聞きとり、その文章を集めてきました。中学生によるそれらの文章が、本日から中日新聞の夕刊で連載としてスタートしました。
連載される中学生の「境」についての文章の一部は、本展会場でも展示される予定です。
1 作品
下道基行 《14歳と世界と境》 2013年
2 掲載紙
中日新聞 夕刊 文化面
3 連載日
毎週水曜日
4 連載期間(予定)
2013年6月26日(水)から全20回の予定
5 ロゴデザイン
平井秀和(Peace Graphics)
下道基行 略歴
1978年岡山県生まれ。名古屋を拠点に活動。2001年武蔵野美術大学造形学部油絵科卒業。2003年東京綜合写真専門学校研究科中退。砲台や戦闘機の格納庫など日本各地に残る軍事施設跡を4年間かけて調査・撮影し、出版もされた「戦争のかたち」シリーズ(2001-2005)や、アメリカ・台湾・ロシア・韓国など日本の植民地時代の遺構として残る鳥居を撮影した代表的なシリーズ「torii」(2006-2012)など、その土地のフィールドワークをベースにした制作活動で知られる。彼の作品は、生活のなかに埋没して忘却されかけている物語、あるいは些細すぎて明確には意識化されない日常的な物事を、写真やイベント、インタビューなどの手法によって編集することで顕在化させ、現代の私たちにとってもいまだ地続きの出来事として「再」提示するもの。2012年に開催された光州ビエンナーレでは新人賞を受賞した。
下道基行 ホームページ http://m-shitamichi.com/
あいちトリエンナーレ公式ホームページ http://aichitriennale.jp/