1977年広島県生まれ。ベルリン(ドイツ)を拠点に活動。
2000年に広島市立大学芸術学部美術学科彫刻専攻を卒業、2002年同大学大学院芸術学研究科博士前期課程彫刻専攻を修了。加えて、2008年に東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程彫刻専攻を修了した。ドイツを中心とするヨーロッパでのグループショーに参加。石を含むさまざまな素材を彫刻の素材として扱うが、2010年より、シリーズで発表している代表的な作品は、真鍮で縁取った複層ガラスを水面と同化するよう浮かべ、水面そのものの存在を視覚化し作品化する「ISOLA(イゾラ)」である。イゾラとはイタリア語で島のこと。これは人間の身体スケールに由来する畳モジュールを浮かべるもので、強化ガラス2枚の間に密閉された空気によって、水面と同じ高さに浮かぶ構造になっている。近くから見ると、空を映し出す人工的な幾何学形態であり、遠景では自然の波のきらめきのひとつに同化している。
《ISOLA》 Installation view at Haus am Waldsee, Berlin, 2012 photo : Bernd Borchardt courtesy of the artist |
展示会場 | オアシス21(A-36) |
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作品情報 ・《作品名》 ・制作年 ・上映時間 (映像作品のみ) ・所蔵 |
《ISOLA》 2013 作家蔵 |