1986年愛知県生まれ。名古屋を拠点に活動。
名古屋芸術大学デザイン学部デザイン学科卒業。昭和61年生まれの菅沼は、街の中に埋もれてしまった「昭和らしさ」が残る場所、人や物などを独自の視点においてリサーチし、映像作品《バックトゥーザ昭和》や、屋台型インスタレーション《まぼろし屋台》、そしてアートブックなどの形式で発表している。フィールドワークの手法を用いて、昭和から残る純喫茶やスナックなどに出向き、その場所で出会う人々との関係を構築しながら、彼らのエピソードや記憶を拾い上げ、現代に残る昭和のかたちを探り出そうとする。また、彼女自身の昭和への憧れを体現するかのように、自らの日常生活においても、そのファッション、生活のスタイルまでにも「昭和らしさ」は徹底されている。彼女が行うパフォーマンスもまた作品の重要な要素となっている。今回は、あいちトリエンナーレ2013の会場となる、長者町繊維卸問屋街の中に残された「昭和らしさ」を、長者町で昭和より活動している経営者らへのインタビュー等を元に掘り起こす新作を発表する予定。
《バックトゥーザ昭和》2011 photo: 大畑沙織 |
展示会場 | 長者町 八木兵丸の内8号館(C-04) |
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作品情報 ・《作品名》 ・制作年 ・上映時間 (映像作品のみ) ・所蔵 |
《まぼろし喫茶》 2013 |