現代美術

作品・展示会場情報

studio velocity/栗原健太郎+岩月美穂 (studio velocity / KURIHARA Kentaro + IWATSUKI Miho)

2006年設立。岡崎市を拠点に活動。

栗原健太郎(埼玉県出身)と岩月美穂(愛知県出身)はともに1977年生まれ。石上純也建築設計事務所勤務を経て、studio velocityを設立。前衛的なデザインとかわいらしさが共存する新しい感覚の作品によって、国内外の注目を集める若手建築家のユニットである。名古屋の美容室「曲線の小さなワンルーム」(2010)では、敷地にぐにゃっと湾曲するボリュームを巧みに配置した。岡崎では、「白い山のような家」(2009)や「空の見える下階と街のような上階」(2012)などの住宅を手がける。前者は大きな三角屋根の内部に小さく分節された部屋群、テラスや中庭を抱え、さまざまな見せ場をもつ。後者は円形のプランの上下に別世界を展開させる。第13回ヴェネツィア・ビエンナーレ国際建築展(2012)で展示した「愛知産業大学言語・情報共育センター」は、2013年に竣工し、彼らの最新作となる。また、ゆらぎを意味するタイトルの個展「fluctuation」(2012)では、0.25mmの極薄フィルムを垂直に自立させた構築物や、床の傷やひび割れをランドスケープに見立てたマイクロ模型など、環境に応答する繊細なインスタレーションを発表した。

  「空の見える下階と街のような上階」 2012
courtesy of the artists
展示会場 康生会場 岡崎シビコ屋上(E-04)
作品情報
・《作品名》
・制作年
・上映時間
(映像作品のみ)
・所蔵
《Roof》 2013
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