1990年結成。セルビアを拠点に活動。
ベオグラードで建築を学んでいたドラガン・プロティッチとジョルジエ・バルマゾヴィッチによって結成された。二人は独裁政権のもとで繰り広げられていた民族紛争の時期に、そこで生活する人々のなかに入り込む実践的な活動をおこなってきた。初期の活動では、個人的な悲しみの感情を綴った本の出版、「恐怖」や「休息」などの文字が書かれた配給券《サバイバル・クーポン》 を街で配るプロジェクト、歌手になりたい人たちを合唱団として組織し病院や難民キャンプのような歌が必要な場所に連れて行くプロジェクトを実施してきた。またその後も、芸術表現から離れて伝統的な家庭の刺繍によって現代社会に生きる人々の気持ちを表現することや、どこにでもある素材によって植物と一緒に移動できる装置をつくるなど、日常的な個人の感情と結びつくデザインを提案している。彼らは自分たちのコンセプトを「人々の関係性のためのアーキテクチャー」と述べ、詩とデザインの領域のあいだで活動している。
《dish-familysh》 2010 plant-o-bile 12th Venice Architecture Biennale photo: skart archive |
展示会場 | 長者町 八木兵錦6号館1階(C-06) |
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作品情報 ・《作品名》 ・制作年 ・上映時間 (映像作品のみ) ・所蔵 |
《インスタレーション》 |