1966年ポルトガル領マデイラ島生まれ。サンフランシスコを拠点に活動。
本名リカルド・ゴウヴェイア。アメリカのサンフランシスコに活動の拠点を移して20年が経過。活動は移動型で、世界各地のコミュニティの生活空間に深く入り込むことから作品制作が始まり、彼は社会平等の問題に取り組む。彼の作品はまさに「その時」のもので、協働する人々との関係から生まれる。とはいえ、彼は歴史を否定しない。それはコミュニティの記憶を呼び起こす誇りの部分であり、不平不満の部分でもあるから。コミュニティの資産としての過去のドキュメンテーションを利用することもある。彼の野望は、歴史の正統的な語り方と関わることであり、共有されて、その語り方が形づくられていった出来事の、別の語り方を伝えることである。さらに地理を無視しない。それは世界各地で離れ離れにはなっているものの、それぞれの場所における社会的不平等が同一パターンを再構成するからである。そして、場所の直接的なコンテキストも無視しない。公共の空間は、常に政治的に決定づけられるという認識のもとに、作品がその空間を新たに方向付け、更新することを目指す。
《One Tree》 1996 courtesy of the artist |
展示会場 | 長者町 旧玉屋ビル(M)外壁(C-13) |
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作品情報 ・《作品名》 ・制作年 ・上映時間 (映像作品のみ) ・所蔵 |
《Looking at 2013 from 1952 Nagoya》 2013 |