ドイツ人マルチメディアアーティストと、アメリカ人振付家によるコラボレーション。1972年生まれのヴェルツは、ロンドン、ニューヨーク、ダブリンでアートと彫刻を学び、主に彫刻や映像インスタレーションを制作・発表している。フォーサイスは世界最高の振付家の1人。バレエの実践を、古典的なレパートリー上演から21世紀にふさわしいダイナミックな芸術形式へと方向転換させたことで知られ、根本的な組織原理への深い関心によって、インスタレーション、映像、ウェブベースの知識創造など、幅広い創作活動を行っている。2004年に発表された本作『whenever on on on nohow on | airdrawing』は、ソロで踊るフォーサイスを5台のカメラ(内2台は本人が装着)で捉え、5チャンネルビデオで見せる画期的な映像インスタレーション。フォーサイスが中空に書き記す作品タイトルは、劇作家ベケットの散文作品『いざ最悪の方へ』に由来する。
《whenever on on on nohow on | airdrawing》 Five channel video installation in collaboration with William Forsythe 2004, edition 5 + 2 AP Installation view Museum fur Moderne Kunst MMK, Frankfurt photo : Klaus Peter Hoppe courtesy of the artist, Peter Welz | Studio |
作品 | 『whenever on on on nohow on | airdrawing』 (日本初公開) |
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会場 | 愛知県美術館・ギャラリーG(A-21) |
日程 | 8月10日(土)~10月27日(日) 国際美術展チケットにて入場可 |
アーティスト公式ページ | http://www.peterwelz.com/ |
見どころ