フィッシャー:1965年エムデン(ドイツ)生まれ。ベルリンを拠点に活動。
エル・サニ:1966年デュイスブルク(ドイツ)生まれ。ベルリンを拠点に活動。
ビジュアル・コミュニケーションを学んだニナ・フィッシャーと、映画学を修めたマロアン・エル・サニによるユニット。1993年よりベルリンを拠点にコラボレーションを開始。社会や政治体制の変化の結果、本来の目的を失った建築物や場の歴史、記憶、痕跡、そして複雑に絡み合う人々の思いに注目し、ドキュメンタリー、フィルム、写真、漫画など様々な方法論とメディアを横断した映像作品を制作してきた。光州ビエンナーレ(1995、2002、2008)、マニフェスタ4(2002)、イスタンブール・ビエンナーレ(2007)など世界各地の国際展やレジデンスで活躍する一方、1996年以来日本でも数多くの展覧会に参加。2007年~2010年には札幌市立大学准教授として札幌を拠点に活動した。日本で制作された代表作には、軍艦島での撮影取材を基に制作され世界各地で高い評価を受けている映像インスタレーション《Spelling Dystopia/サヨナラハシマ》(2008-2009)、成田空港周辺農地の歴史を紐解いた《ナリタ・フィールド・トリップ》(2010)など。東日本大震災後も日本の状況を常時気にかけながら震災前後の人々の日常の変化をテーマにした制作を継続しており、その第一作である《Spirits closing their eyes》(2012)はメディアシティ・ソウル2012に出品された。
《Spirits closing their eyes》2012 Installation view, Media City Seoul Biennale 2012 courtesy of the artists and Galerie Eigen + Art, Berlin |
展示会場 | 愛知県美術館 8階(A-22) |
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作品情報 ・《作品名》 ・制作年 ・上映時間 (映像作品のみ) ・所蔵 |
《3.11後の生きものの記録》 2013 33分 |