映像作家。1965年シカゴ(アメリカ)生まれ。ニューヨークを拠点に活動。1989年クーパーユニオン芸術学部卒業。劇場、美術館、コンサートホールなどで上映多数。既存の映画フィルムを再利用する“ファウンド・フッテージ”という手法を用いる。その多くは人目に触れることのない古い無音のフィルムであり、朽ちて画像が歪んだり変色しているが、今日の我々には新鮮で美しいものに映る。『The Miners’Hymns』ではアイスランドのヨハン・ヨハンソン、『Dicasia』ではアメリカのマイケル・ゴードンといった著名な作曲家がサウンド・トラックを担当している。本作『トリビュート-パルス』はデンマークの作曲家でパーカッショニストのサイモン・クリステンセンが担当。水、土、火、風の四大元素に基づく四部構成で、20世紀のレクイエムを描いた。
『トリビュート-パルス』2011 |