カリキス:1975年テッサロニキ(ギリシア)生まれ。ロンドンを拠点に活動。
オルロー:1973年チューリッヒ(スイス)生まれ。ロンドンを拠点に活動。
カリキスは、建築を学んだ後、音、映像、写真、パフォーマンスなどを使う横断的な表現を展開している。彼は人間の声について研究しつつ、コミュニティ、職業的なアイデンティティ、人権などのテーマを探求する作品を発表している。代表的なプロジェクト《地底からの音》は、イギリスの政策によって閉鎖された炭坑跡地にて、かつてそこで働いた高齢になった男達が当時聴いていた音(爆発、警報、蒸気、機械の音など)を思い出しながら歌う映像作品である。つまり、人の声が失われた日常的な労働の風景を甦らせるものだ。
オルローは、マルチメディアのインスタレーションやサウンドの研究を行い、《地底からの音》の制作にあたり、記憶と歴史の場所としてのランドスケープに興味を持ち、カリキスと協働した。
《地底からの音》2010-2011 courtesy of the artists |
展示会場 | 納屋橋 東陽倉庫テナントビル(D-08) |
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作品情報 ・《作品名》 ・制作年 ・上映時間 (映像作品のみ) ・所蔵 |
《地底からの音》 2010?2011 6分48秒 |