現代美術

作品・展示会場情報

レッド・ペンシル・スタジオ(LEAD PENCIL STUDIO)

1997年結成。アメリカを拠点に活動。

アートと建築の境界線上で活動するユニット。空間の知覚を様々な角度から丹念にリサーチし、その対象だけを取り出すことで見慣れたものが見慣れないものに変化するような作品を発表している。その結果、彼らが「裏返しの建築architecture in reverse」と呼ぶように、建築的な機能を一切持たない形だけが顕在化される。そのため、建築物は純粋に形だけの存在に還元され、人間の知覚との関係性を取り戻すのである。そうした効果は、鉄の棒やテキスタイルのような抽象的な形をつくりやすい素材を組み合わせることによって生み出されていることが多い。《非-記号II》 はアメリカとカナダの国境線沿いに現れる巨大なビルボードで、黒い鉄の線がその周辺を覆うように囲い、広告が表示されるはずの中心部は空虚になっている作品である。アメリカにおける建築のローマ賞を2008年に受賞するほか、様々な展覧会への参加や大学での講義など活動の幅を広げている。

  《Accumulation》 2008
Installation view at Wright Gallery, Seattle, WA
courtesy of the artists
展示会場 康生会場 宝金堂 西側空地(E-16)
作品情報
・《作品名》
・制作年
・上映時間
(映像作品のみ)
・所蔵
《ふたつの断片》 2013
アーティスト一覧