1987年埼玉県生まれ。群馬県で育つ。東京を拠点に活動。
片山は、脛骨欠損という、主幹を成す太い骨がない病気を先天的に持って生まれ、9歳の時に両足とも切断している。そうした身体の特徴と、自分自身を取り巻く世界とのかかわりを、10代の頃より、オブジェや写真で表現してきた。それは、少女の頃の義足や小さなハイヒールを身に着けた、私的で内面的な親密さに満ちたセルフポートレート写真であり、実際に彼女が生活し、制作活動もする部屋の姿を、日用品と彼女が作ったオブジェで構成して提示することである。あるいは、彼女自身の手によって丁寧に装飾された両足の義足を提示することや、義足用に特注したハイヒールを着けた彼女自身のパフォーマンスの試みである。「アートアワードトーキョー丸の内2012」のグランプリを受賞。東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修了。
《ハイヒール》 2011 |
展示会場 | 納屋橋 東陽倉庫テナントビル(D-10) |
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作品情報 ・《作品名》 ・制作年 ・上映時間 (映像作品のみ) ・所蔵 |
《Eyes》 2013 |